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公開日:2016/01/12

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【インタビュー】ケアプロのインド事業

皆さん、こんにちは!インターン生の宮川です。
今回は、インドのバンガロールで子会社を設立した、国際医療事業部長鈴木敬太さんがインドからお帰りになられたので、お話を伺わせていただきました!!
インド
右から‚鈴木敬太さん、インドから訪問中のDr.Deepikaさん、宮川
 宮川 『お久しぶりです!お帰りなさい!今日はよろしくお願いします。』
 鈴木 『よろしくお願いします!』
 宮川 『インドに2ヶ月弱いらっしゃったんですよね。日本に帰りたくなったりしませんでしたか?笑』
 鈴木 『うーん。有り難い事にやるべき事は沢山あったので、むしろ「帰国日までにあれもこれもやらなきゃ」という感じでしたね。バンガロールは涼しくて気候が良いので、その点では過ごしやすかったです。』
 宮川 『そうなんですね!事業としては、今どの段階まで進んでいるのですか?』
 鈴木 『現地法人の設立と政府関係の手続きの半分が終わりました。手続きが終了したら、トライアルを提携予定のクリニックとの交渉を進めていく予定です。』
宮川 『なるほど。病院出張型、企業出張型、市内出張型での展開を考えているということでしたよね。』
 
 鈴木 『はい。ただ、まずは病院、企業出張型のBtoBから始めていきます。』
 宮川 『検査項目は、日本での健康チェック項目と同様のものを提供するのですか?』
 鈴木 『そうですね。始めは日本の検査項目からピックアップして提供していこうと考えています。その後はニーズに合わせて検査項目を増やしていけたらなと。日本よりも規制がゆるめなので、やろうと思えば色々出来ると思うので。』
 宮川 『そうなんですね。そういう面では日本よりもやりやすいかも知れないですね!逆に、インドでやるからこそ難しいことは何ですか?』
 
 鈴木 『人によって言うことが違うことですね。あの人はこれで良いと言ったのにこの人はダメって言うみたいな。外国人だから警戒されているというのもあると思います。信頼できる人を見分けるのが大切です。』
 宮川 『信頼できる人を見つけて、そのコネクションを継続していくことが大切ということですね。インドはカースト制の名残が根強いと聞きますが、その点で困ったことはありましたか?』
 鈴木 『ビジネス面では今のところありません。ただ、格差が大きかったり、上下関係がかなりはっきりしているのは感じているので、実際にサービスを始めたら雇用や接客の面などで注意しなければいけないと思っています。下のカーストが上のカーストの人に指示できなかったりするらしいので。』
敬太さん
 宮川 『やはり格差が大きいのですね。バンガロールは高所得者が多い地域なんですよね?』
 鈴木 『はい。バンガロールは、“インドのシリコンバレー”と言われているぐらいIT企業が多い場所です。IT企業の雄としては、なんといってもInfosys。
また、ソフトバンクが出資したSnapdealや、FlipcartなどEC関係をはじめ、昨今ではテック系のスタートアップもボコボコ生まれています。』
‚鈴木 『まずは、ある程度お金があり生活習慣病のリスクも高い、中間層以上をターゲットにしていくつもりです。高所得者層は健康意識が高いので、ニーズはあると思います。』
 宮川 『インドにも健康意識高い人がいるんですね!(驚)』
 鈴木 『そうなんです。意外に。ミッドナイトマラソンの参加者なんかは1万人以上いたみたいですよ。参加企業もGE healthcareやDeloitteだったり、比較的裕福な層が同僚同士やご家族で参加していました。今多く存在している新興富裕層は、今まで健康知識を知るきっかけがなかっただけなので、これからアプローチしていけると思います。』
 宮川 『インドのもっと多くの人が健康を意識できるようになるといいですね。鈴木さん、また1月中旬にインドに行くんですよね?』
 鈴木 『そうです。今度はお腹を壊さないようにしたいですね(笑)』
 宮川 『そうですね(笑)今日はありがとうございました!日本から応援しています!』