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公開日:2018/01/24

予防について

【新年特別インタビュー】競輪場で200人の健康チェック~健康も競輪もスピード勝負!~

大宮競輪で、健康チェック!?

1月18日19日に、大宮競輪で、ケアプロの健康チェックが開催された。
2日で合計200人以上。
レースの合間に健康チェックをする人だかりがあった。

 

「はじめて競輪場に来ました」

健康チェックを利用されたご夫婦にインタビューしたところ、
意外にも、はじめて競輪場に来たとのことだった。

「大宮競輪の近くに住んでいて」
「入場無料のチラシが入っていたので、どんなところかなと思って」
「骨の検査はしたことがなかったけど、まさか競輪場でできるとは」
 

「長年、競輪場に通っている」


「友達もいるんだ」
「長年、競輪場には通っているよ」
 

「糖尿に気をつけている」


「糖尿と腎臓が気になっていて、炭水化物と刺激物は控えていて」
「ラーメン食べたいけどね」
 

仕掛けたのは“日本トーター(にっぽんトーター)”様

大宮競輪をはじめ、全国各地の公営競技施設での健康チェックを
日本トーターが企画した。
既に、20箇所以上で2,000人以上の健康チェックを実施。
なぜこのような企画をしたのか、ご担当の清水様に聞いた。

 

公営競技施設の運営等を行う日本トーター株式会社

(清水様)
弊社は、全国各地の公営競技施設
(ボートレース場、競輪場、オートレース場、競馬場および
各競技の場外投票券発売施設)で施設全般の運営をはじめとする、
各種業務を受託しています。
この一環として、それらの施設にご来場頂くお客様に対する、
おもてなしイベントやサービス提供もしています。
 

日本トーター様だからこそ気づいたニーズ

(清水様)
私自身も、ある施設で来場者向けイベントの実施を企画したことがありますが、
様々なテーマで検討をする中で、
ケアプロさんに出会い「健診弱者」
(※1年以内に健康診断等を未受診)という言葉も初めてお聞きしました。
公営競技施設に来場されるお客様には高齢者も多く、
日頃から「会社を退職すると健康診断に行く機会は無い」や
「健康には気を付けたいが話しを聞く機会もない」
といった話をされていたことを思い出し、
来場される方の多くは「健診弱者」ではないかと気付きました。


 

「元気に公営競技を楽しんで頂くことが一番」

(清水様)
私たちは、より多くのお客様にいつまでも元気にご来場を頂き、
公営競技を楽しんで頂きたいですから、
まずはケアプロさんのセルフ健康チェックイベントを実施することで、
来場者の方の健康維持や病気の早期発見のお役に立つことができれば!
と実施してみました。

 

本当に、喜ばれるか、心配だった

(清水様)
これまでは賑やかしのイベントが中心でした。
健康チェックが、本当に受け入れられるか心配でしたが、
ふらっと来て、立ち寄れるのが喜ばれています。
競技もスピード、健康もスピードですね。

 

公営だからこその社会貢献モデル

(清水様)
公営ということで、社会への貢献は常に考えています。
競輪場に来ることが健康につながればと思っています。
予想が頭の活性化にもなります。
そして、お客様の中では仲良しコミュニティがあるようです。

競輪場に来る
健康チェックをする
健康相談をする
→健康行動につながる
→健康状態がよくなるという流れ。

結果として、
・元気に競輪場に来ることができる
・競輪場は集客できる
・自治体の収入増や、医療費抑制にもつながる


 

 今後もこの取り組みを継続していきますか。

(清水様)
もちろんです。
健康イベントを実施した公営競技施設のお客様はもちろんのこと、
公営競技を主催する自治体様や施設オーナー様からも大変好評を頂いております。
健康は私たちが楽しく生活をしてゆく上での土台であり、
このようなイベントを定期的に実施することで、
それをお客様に日常生活の一環として取り入れて頂くことで、
これまで以上に公営競技場に来て頂く動機になれば、
私たちにとっても有難いことであると考えております。
また、女性向けのがん検診、主婦層への受診勧奨も
していきたいなと個人的には思っています。

 

編集後記

はじめて、競輪場に足を運んだところ、
雰囲気が昭和の遊園地のようであった。
清水さんに競輪場内をご案内いただく中で、
「久しぶり!」とお客様や競輪選手、場内関係者の方々から
声をかけられ、「最近、がんになってさ・・・」という話もあり、
清水さんへの信頼の厚さを感じた。

競輪場内では、選手たちが「チャリ玉(100円)」という
つくねを販売して、収益を寄付していたが、
冬空の下でのチャリ玉は美味しかった。
また、ラーメン屋に行くと、
「レースの時は忙しくて」と。
地域の方々の仕事になり、
選手を引退して競輪場の警備をしている方もおり、
雇用としても重要であった。
私たちは、公営ギャンブル場で特に男性シニアの方々の健康サポートを
させていただきたいと思って来ていたが、
競輪場には、いろいろな理由で足を運ぶ方々がいる。
ギャンブルに興味がない方も、足を運んでみてはいかがだろうか。