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2019.05.13

プロボノ

これまで、プロボノ100名以上の方のご協力を得てきました。

 

Pro bonoとは、各分野の専門家が、職業上持っている知識・スキルや経験を活かして社会貢献するボランティア活動全般で、それに参加する専門家自身のことを意味します。

プロボノはラテン語の「公共善のために」を意味する pro bono publico の略で、もともと弁護士業界の取り組みとして始まりました。

 

下記、川崎市でのプロボノのオープニングセミナーで、ケアプロでのプロボノ活用の事例を話す機会を頂きました。

https://www.tsuna-good.city.kawasaki.jp/event/3010

 

改めて、プロボノとケアプロの軌跡を整理しました。

これからプロボノをしようとする方やプロボノを活用される団体の方の参考になればと思います。

 

■事業構想のプロボノ

2006年、当時、東大病院の私は、ケアプロの事業計画を立案すべく、

東京大学医療政策人材養成講座に通い、そこの同期、といっても、

大企業の方や厚生労働省の官僚、現役医師、ジャーナリストなど、

多くの方々が、「事業構想」について協力してくださることになり、

その後も10年以上のプロボノを受けています。

 

■デザインのプロボノ

2007年、会社設立のタイミングから、

社名やロゴなどのコーポレートアイデンティティを考え、

大企業にいながらデザインの才能がある友人に、

「ブランディング」のプロボノをしてもらうことになります。

 

■社会企業系のプロボノ

2008年、会社を作り、事業をこれから作り上げるタイミングで、

NEC社会起業塾に入り、NECの方をはじめ、

「ソーシャルビジネスの立ち上げ」を支援していただきます。

その後、NECの方には顧客データ管理システムのバージョンアップを支援していただきます。

 

■医学的なプロボノ

2009年から様々な医師がサポートしてくださり、

特に今は、良雪雅先生という素敵かつ熱い方に

「監修医」として支援していただいています。

 

■事業開発系のプロボノ

2010年からは、資金調達や事業成長のためにSVP東京とそのメンバーの方々からの支援を受けたり、

SVP東京さんの紹介で、アクセンチュア社やUBS証券社の皆さんからコンサルセッションを受けます。

 

■大御所系のプロボノ

2011年は、経済同友会の方々も関わる社会イノベーター公志園で、

大企業の社長らがメンター的にサポートしてくださるようになりました。

慶應三田会の大先輩らの支援も頂きます。

 

■調査系のプロボノ

2012年は、ETIC.が内閣府のソーシャルアジェンダラボで、

ケアプロの「健診弱者白書」のレポートのために、

様々な企業にいるプロボノの方を集めてくださいました。

小学校や中学校が同じ友人もいて驚きました。

 

■官僚や政治家のプロボノ

2013年は、自己採血の検査のグレーゾーン解消に向けて、

官僚の方や政治家の方の支援を受けることになります。

 

■政府系ファンドのプロボノ

2014年は、政府系ファンドから資金調達し、

そこから現在もですが、取締役派遣をしていただき、

会社の体制整備等を支援していただいています。

 

■海外展開のプロボノ

2015年は、アショカフェローとしての支援があり、

海外展開のためにANAブルーウイングで渡航支援をしていただいたり、

海外の法律相談を国際弁護士事務所に相談しました。

 

■看護師のプロボノ

2016年は、専門性の高い看護師のプロボノも受けます。

 

■ICTのプロボノ

2017年は、ソーシャルマーケティングを含めたICT活用のプロボノを受けます。

 

■社内体制整備のプロボノ

2018年は、内部統制のプロの支援を受けます。

 

■地方展開のプロボノ

2019年は、大阪オフィスができたことで、

大阪での販路拡大のために現地の重鎮にご支援いただいています。

 

なお、ここに記載していないことも多々ありました。

とある会社がプロボノプロジェクトを提供してくれたのですが、プロボノは中止したいと突然中止になるケースもありました。

プロボノとして、関わってくださったものの利益相反取引をされる方もいました。

全てがうまくいくわけではないので、最初のマインドセットとプロボノ誓約書の締結など、お互いの信頼関係やお願いしたいこととプロボノしたいことのマッチングが重要です。

 

プロボノの皆さんには感謝をしっかり伝えつつ、社内等にもプロボノの皆さんのご協力の成果を共有することや、交通費など必要な経費で受け取ってもらえるものはお支払いすることも大切です。

ソーシャルビジネスでは、様々な事業と組織の課題があり、限られた社内リソースに頼るのではなく、ミッションに共感していただける社会のリソースを積極的に活用させていただけることは光栄なことです。

私自身もケアプロで働く楽しさのひとつがプロボノの方との出会いになっています。