革新的なヘルスケアサービスをプロデュースする ケアプロ株式会社

事業概要

ミッション&ヴィジョン

ミッション

Expand Japanese Healthcare,
Contribute to the Future of Global Health
~日本式医療を輸出して、グローバルヘルスに貢献する~

mission課題先進国日本において築かれた日本式医療のサービスや技術を海外に輸出し、グローバルヘルスに貢献していきます。

ヴィジョン

cycle1ケアプロのサービスを通じて一人ひとりのケアプロ健康サイクルを確立していきます。

目的

予防医療先進国である日本のセルフ健康チェック事業者、医療機関および医療機器メーカーが一体となって、日本式予防医療パッケージを提供することで、海外における予防医療市場を創出し、日本式予防医療サービスおよび医療機器のプレゼンス早期確立を目指します。 また、日本式予防医療サービスを基準とした予防医療制度構築や、日本式健康サービス産業の促進と健康食文化(和食)の普及との相乗効果を狙います。

インドにおける生活習慣病患者と医療費の抑制対策

indiaインドでは経済発展に伴い生活習慣病患者数が急増しています。その中でも特に糖尿病の増加が深刻であり、インドの人口12億1,000万人(2011年国勢調査暫定値)のうち、糖尿病患者は6,920万人(2015年)と推定され、2040年には1億2,350万人を超えると予想されています(IDF, 2015)。また、糖尿病を発症している可能性が高いにも関わらず検査を受けていないため、糖尿病と診断されていない人の数は3,606万人を超えると推定されており、このように糖尿病予備軍の人口も考慮すると、糖尿病が及ぼす経済損失は計り知れません。世界保健機関(WHO)によると、インドでは心血管疾患やがん、糖尿病、慢性呼吸器疾患等の生活習慣病による死者数は年間580万人に及び、生活習慣病(NCD)はインドにおける主な死因の60%を占めています(WHO,2014)。

糖尿病が直接的な死につながる割合自体は少ないものの、生活習慣病の中で合計患者数が最も多いのは糖尿病であるともいわれています(WEF, 2014)。インドの成人人口における糖尿病の罹患率は8.7%(2015年)、世界平均の6.7%よりも高水準です。平均的な発症年齢は42.5歳(2011年)と日本や欧州と比較すると10年ほど発症年齢が早く、親や稼ぎ手世代として最も重要な労働者人口の年代に発症しています。

さらに、糖尿病を始めとした生活習慣病の増加は、インドの経済成長に膨大な損失を及ぼすと考えられています。世界経済フォーラム(WEF)とハーバード公衆衛生大学院の研究によれば、糖尿病、心血管疾患、慢性呼吸器疾患及びがんの生活習慣病に伴うインドにおける経済損失は、2012年から2030年までの間で合計3兆5,500億ドルに及ぶと推定されています(WEF, 2014)。これは生活習慣病の治療に伴う医療費の負担、及び生活習慣病の発症に伴う労働生産性のロスを用いて試算されたものです。

インドにおける生活習慣病による経済損失(2012~2030年)(ドル)
病名 経済損失額
糖尿病 1,500億ドル
心血管疾患 2兆1,700億ドル
慢性呼吸器疾患 9,800億ドル
がん 2,500億ドル
合計 3兆5,500億ドル
(出所:WEF)



現在、日本でも高齢化や生活習慣病関連治療による医療費の増加が、国家財源を圧迫していますが、上記の通り近い将来、インドでも同様の事態に直面すると予想されます。医療費の拡大を抑制するためにも、糖尿病発症前の予防、及び発症後の早期治療を促進させる予防医療の取り組みは今後インドにとって最重要課題となると見込まれています。

そのような中、2013年に国際交流基金「日印社会起業家交流事業」にてケアプロ代表川添がインドを訪問し、先に示した現地インドの生活習慣病関連課題を踏まえ、日本式予防医療サービスがインド市場で事業展開できる可能性を実感しました。2014年にはJICA中小企業連携促進事業において、「インド国におけるセルフ健康チェックサービス事業調査」が採択されたことを受け、バンガロールでのセルフ健康チェックサービスのテストマーケティングをはじめとした市場調査を実施しました。さらに、翌2015年には経済産業省補助事業「平成27年度医療技術・サービス拠点化促進事業」の一環として、「インド国における日本式簡易検査サービス及び日本式簡易医療機器のプロモーション拠点化促進実証調査事業」が採択され、2015年11月にはケアプロ初の海外子会社Carepro Health India Private Limitedをバンガロールに設立いたしました。今後はバンガロールを拠点に展開するクリニックNationWideと業務提携をした上で、事業展開を進めて行きます。

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急成長している新興国の医療ニーズに対応して日本の良質な予防医療サービスや医療機器を現地に提供することは、予防医療産業の拡大を通じた日本の経済成長に資するものでもあります。これは平成27年1月29日の産業競争力会議にて発表された「成長戦略化のための今後の検討方針」における「地域発の健康・予防サービスの国際展開」とも親和性が高い取り組みと考えられます。”Expand Japanese Healthcare, Contribute to the Future of Global Health” というミッションの下、ケアプロは革新的なヘルスケアサービスをプロデュースし健康的な社会づくりに貢献するフィールドを、海外にも広げていきます。

参考資料

国際糖尿病連合(IDF)(2011)「糖尿病アトラス第5版」
国際糖尿病連合(IDF)(2015)「糖尿病アトラス第7版」
世界保健機関(WHO) (2014)「Non-communicable Diseases (NCD) Country Profiles」
世界経済フォーラム(WEF) (2014)「Economics of Non-communicable Diseases in India」

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