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<ケアプロ訪問ナースの日記:その時、その人にできる看護がある>

訪問看護師の日常

投稿:2018.05.28  更新:2021.02.24

<ケアプロ訪問ナースの日記:その時、その人にできる看護がある>

先日、新卒1年目の訪問看護師がこのような日報を書いていました。

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お看取りが近い中、単独で訪問させてもらっている利用者様がいます。
そのご家族から
「自分のやりたいことに一生懸命に頑張っていて、あなたを見てるとすごいなと思う。
こうやってご縁があって出会えてよかった。
訪問中に色々とお話してくれて、聞いてくれてありがとうね。
心が楽になる。」
と言葉をかけていただきました。
「自分じゃ頼りなくないかな、先輩ならもっと違う関わりやケアができるんじゃないか」と心配な部分もある中、ご家族からの温かい言葉がとても嬉しかったです。
今日に限らず、利用者様やご家族の言葉に支えられてるなと日々感じます。
今自分にできることを一生懸命頑張りたいと思います。
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また、その日報に対して、先輩からこのようなコメントがつきました。
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今しかできない看護がたくさんあるから、自信持って大丈夫!
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お看取りに関わらせていただく看護師として、もちろん技術や経験、知識は必要で、新卒もじっくり時間をかけて同行訪問を繰り返した上で単独訪問を行っています。

しかし、技術や知識のみでは、その利用者様やご家族にとって「良い」看護はできず、暮らしの中で、利用者様やご家族との関わりや暮らしに寄り添いながら、信頼を得たり、ご本人・ご家族にとって「良い」看護を実践できるのではないでしょうか。

今回のご家族からのお言葉も、新卒看護師がご家族との関わりから、その姿勢や想いが伝わったことで頂けたのではないかと、スタッフ全員が嬉しくなりました。
先輩ナースからのコメントにもあるように、その時、その人にできる看護を大事にしながら、スタッフみんなで日々在宅ケアを行なっていきたいと思います。