ある日のスタッフの日報。
利用者様の暮らしの中で私達訪問看護師が忘れてはいけないことを教えていただいた一場面です。
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利用者様と関わっていて、ふと年齢の近かった私の曽祖父を思い出しました。
2年程前に90歳である日突然ぽっくり亡くなり、確か癌や他の基礎疾患があったのですが、自分が医療者だったにも関わらず全く意識したことがなかったなと不思議に思いました。
なぜ意識しなかったのか考えてみて、曽祖父のことは昔から農業と町内会ばかりしていた「ひいおじいさん」として見ており、「病気の患者さん」としてみている訳ではなかったからではないかと思いました。
利用者さんを、仕事上ではどうしても「疾患の側面」から見てしまいがちですが、その人も誰かのお母さんやおばあさんなどの居場所があるわけで、キャラクターを持つ一人間だということを忘れないよう心に留めておかないとなと思いながら、自転車を漕いでいました。
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医療に携わる者として疾患の側面から正しく状態を把握することがとても大切ですが、それ以前に対象者は、一生活者であり、誰かの家族という側面を持ちます。
暮らしに入り、暮らしを支える訪問看護師として忘れてならない視点だと改めて感じました。