楓の風とケアプロは、2016年12月より訪問看護の人材確保、実践の言語化、ケアの質向上を目的に、協働で取り組みを開始し、この度啓発パンフレット(訪問看護のPhilosophy)を作成しました。

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▼活動の背景・きっかけ
 日本は高齢多死社会を迎え、今後より一層在宅医療・ケアの需要は拡大しています。
 その中で、中核的な役割を担う職種の一つである訪問看護師は、現在5万人程度です。しかし、在宅療養・在宅看取りを支援するためには、15万人程度必要であると推計されており、人材確保は喫緊の課題です。
 加えて、訪問看護師に求められる役割は多様で、役割を発揮するためには、訪問看護師一人ひとりが、質の高い実践をする必要があります。しかしながら、訪問看護は、生活している利用者様に看護を実践するため、多様で複雑な実践が必要であり、言語化することが難しく、質の高い教育が難しい現状がありました。またこれが、訪問看護業界の敷居の高さに繋がり、人材不足や今後増加する訪問看護サービスの質に影響すると考えました。
 今回、楓の風とケアプロは、話し合いの中で上記のような共通の課題意識をもっていることが分かりました。経営母体の違う組織が実践について話し合うことで、訪問看護の言語化に繋がり、人材の確保や訪問看護の質の向上に寄与できるのではないかと思い、2016年12月より活動を開始しました。

▼活動内容
1.訪問看護の事例検討
〜訪問看護の事例検討を実施〜
・両社の訪問看護師が会し事例検討を実施。
・すべての事例において、訪問看護のフィロソフィー(哲学)や行動指針があり、それぞれに 共感することができました。

2.訪問看護のフィロソフィーの検討
〜訪問看護のフィロソフィーや行動指針は画一的でなく複雑で多彩ということに気づく〜
・訪問看護は多様な利用者に、多様な生活の場で看護を提供するため、フィロソフィーも複雑 かつ多彩で、一般化には限界があることが分かりました。

3.啓発パンフレットの作成
〜まずは、複雑で多彩な訪問看護のフィロソフィーを伝えることが、一つの手段となる〜
・訪問看護のリアルなエピソードを紹介し、訪問看護のフィロソフィーをつたえたいと考え、 パンフレットを作成し、2000冊を無料配布をすることとしました。

4.今後の展望
〜パンフレットの作成は一つの手段であり、目的ではない〜
・今回のパンフレット作成は一つの手段であり、活動の成果ですが、目的ではありません。こ れからも楓の風とケアプロは共同の活動を通して、訪問看護の普及啓発や、質の向上に向けた 取り組みを行っていきたいと考えています。

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