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訪問看護の立場から防災対策の充実を目指して

ケアプロスタッフの紹介

投稿:2021.05.24  更新:2021.09.20

訪問看護の立場から防災対策の充実を目指して

ケアプロ訪問看護ステーション東京足立ステーション の香川真実さん
インタビューをしました。
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<プロフィール>
香川真実
ケアプロ訪問看護ステーション東京 足立ステーション クオリティマネジメント部門兼務
災害看護専門看護師 

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経歴
大学卒業後、国立国際医療研究センターで3年間勤務。
日本赤十字看護大学大学院国際・災害看護学領域にて修士学取得。
東日本大震災後の気仙沼での支援活動、熊本地震支援活動、バングラデシュでの活動を経験。
ケアプロ入社後、訪問看護師として働きながら、在宅ケア防災研究会を立ち上げ、在宅医療における災害対策を実施。
2020年 災害看護専門看護師の資格を取得。

まずは、自己紹介をお願いします!
出身は香川県です。
現在1歳半になる男の子のママです。2021年4月に育休から復職しました。
育休中に、災害看護専門看護師の試験を受け、資格取得しました!
仕事と育児に奮闘する日々ですが、素敵なスタッフに支えられながら、災害の活動を行っています。

専門看護師として、訪問看護の分野で活かせることにはどんなことがありますか?
訪問看護ステーションは、スタッフが5人以下の小規模なステーションが多く、まだまだ災害対策が十分とは言えないのが現状です。
日頃から私達が看護を提供している利用者さんは、災害発生時に要配慮者と言われる高齢者や医療依存度の高い方々であり、訪問看護ステーションが被災することで、必要な看護を提供できなくなり、健康状態の維持が難しくなることが想定されています。
地域包括ケアシステムが進む中で、在宅で療養生活をする方は増加しているという現状の中で、在宅医療における災害対策の整備と、安心して在宅療養を続けられる日頃からの災害対策が求められています。

実際の活動を教えてください。
現在は週に1日、クオリティマネジメント部門所属し災害関連の活動を行なっています。そして、週に4日は、訪問看護の現場で利用者様に看護を行っています。
看護協会や地域の事業所などからの依頼で講演や勉強会を実施したり、看護雑誌などに寄稿したりもしています。そして、事業所のスタッフの災害看護の技術向上のための勉強会や訓練を企画し、実施したり、災害マニュアルの改定と体制整備のためのシステム作りに取り組んだり、事業所の災害時用の備蓄の管理も行っています。そして、利用者様の災害時個別支援計画の作成や、行政との災害に関する会議の参加、研究活動などを行っています。

これからどんなことに取り組んできたいですか!?

訪問看護ステーションの災害対策はもちろん、在宅療養者が災害時に安心して在宅避難生活を続けられるような対策を行っていきたいと思います。そして、日頃から連携している地域の関連職種や関連機関と災害発生時にも迅速に連携しながら地域医療を継続できるシステムを構築していきたいと考えています。
また、ケアプロの災害対策のノウハウをもとに、日本全国の訪問看護や、在宅医療の災害対策の発展に貢献できるよう、研究活動や講演活動にも注力していきたいです。

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