慶應義塾で看護教育が始まってから2018年で100年となります。
慶應義塾における看護教育は、初代医学部長の北里柴三郎博士が医療における看護の重要性を評価し、医学教育開始の翌年となる1918年に看護婦養成所を設置したことから始まります。
その後、厚生女子学院、慶應義塾看護短期大学と改組され、2001年に看護医療学部が義塾の9番目の学部として誕生しました。
「慶應看護100年」の節目に、5月12日には記念式典があり、私も参加してきます。
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<記念式典>
開会の辞
式辞 看護医療学部長 小松浩子氏
祝辞 慶應義塾長 長谷川 彰氏
ご来賓祝辞
ウルチ大学看護学部長 Sookbin Im氏
日本看護系大学協議会代表理事 上泉 和子氏
紅梅会長 茶園 美香氏
記念講演:慶應看護・未来に向けて
東京大学教授 真田弘美氏
ケアプロ株式会社 代表取締役 川添高志氏
未来健康宣言(学部生代表)
閉会の辞
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なお、先日、入学したばかりの1年生の授業で、
講義をさせてもらいました。
授業の後に数名の学生から声をかけられ、
・母子領域で欧米やドイツの仕組みを日本に導入したい
・幼稚舎から来たけど実は〇〇をやりたいと思っている
・起業に向けて、インターンをさせて欲しい
・米国の大学を卒業して編入し、起業に関心がある
と、未来の看護界を先導していこうとする後輩が多いことに感激しました。
100年前は、平均寿命は40代前半で、死因は結核、胃腸炎、肺炎であり、
西洋医学の導入が重要な時代でした。
しかし、現代は、少子化により母子保健の重要性、
高齢化と慢性疾患の増加により予防医療と在宅医療の重要性が高まっています。
21世紀はキュアからケアへのパラダイムシフトをしていく時代です。