昨日、島根県で地震がありました。
社内に、島根県出身者が4名もいるため、
ご家族の皆様など、心配になりました。
さて、ケアプロでは、減災に熱いメンバーが多く、
減災に関する取り組みを社内外で進めており、
集団災害医学会で、ケアプロ訪問看護師の佐藤純や香川真美が、発表してきました。
訪問看護で発表しているところは皆無だったようで、
注目をいただいたようです。
<訪問看護ステーションにおける安否確認訓練>
https://drive.google.com/file/d/1HFjLBZINFirH0_F6D2PmsQ-aSenfxXYW/view?usp=sharing
<訪問看護ステーションにおける図上訓練>
https://drive.google.com/file/d/1TVUIEiyfQS1dNhrTKszBrCJmgEYuZ_cf/view?usp=sharing
減災については、様々なレベルで取り組むべきことですが、
自分達にできることをコツコツとやって、
災害に強い地域を作り、
地域やそこで住む人々、文化等を守り、繋いでいければと思います。
下記、社内メンバーと進めていることについての
問題意識等のメモです。
★社会的背景
首都直下型地震が、今後30年のうちに発生する確率は70%。
23区を中心に甚大な被害が想定されています。
死者数は最大2万3千人で阪神淡路大震災の3.5倍。
日本全国においても、自然災害のある地域の人口は70%以上。
★現状
病院医療など施設での災害対策が中心で
地域の医療資源の活用などは地域防災計画で示されていますが、
訪問看護などの位置づけはまだまだ明確にはなっていません。
また、訪問看護事業としての復興、地域としての復興をどのように行なっていくかの事業計画も明確になっていないのが現状です。
★課題
今後より一層少子高齢社会が進み、在宅療養者(自宅で病気や障がいを持ちながら暮らす)が増えます。
在宅療養中の方への災害対策は法的にも、予算的にも、体制的にも整備が進んでいません。
また、訪問看護ステーションの災害時の活動指針なども提言されておりません。
★ビジョン
在宅療養者が安心して暮らせる災害対策が世の中に広がっていきます。
そして、国民の健康レベルを高めていきます。
それは、例えば、予防できなかった感染症や糖尿病の原因が
解明されて解決できるようになったように、
災害という健康に甚大な影響を与えつつも、事業は継続され
これまでは起きるまではどうしようもないという状況だった常識を変える取り組みとなります。
★今後のアクション
現在、災害予測や災害看護の研究者や専門家と共にプロジェクトを立ち上げ、
首都直下型地震のリスク分析や在宅療養者の課題の把握をした上で、
今後、地方自治体や災害拠点病院等と共に各地域でのモデル作りにも
取り組んでいきます。