4月19日、第1回きらきら訪問ナースの会が、
聖路加国際大学本館にて開催され、
北海道から九州まで65名が参加した。
訪問看護事業所の管理者、教育担当、新卒、
看護教員、学生、そしてメディア6社も取材参加。
きらきら訪問ナースの会は聖路加国際大学とケアプロ株式会社の
共同事業として今回はじめて開催した。
新卒看護師が訪問看護師になるための教育プログラムについて、
訪問看護ステーション看護師・看護教員・看護学生が、
一緒に考えていくセミナー。
プログラムは、事例発表とグループワーク。
事例発表は、新卒看護師の採用と教育の実際について、
「訪問看護ステーションみけ」と「ケアプロ訪問看護ステーション東京」から
管理者と新卒がそれぞれプレゼンテーション。
参加者からは多数の質問が寄せられた。
「一人で困ったときにどう対応するの?利用者さんの反応は?」
「教育者として悩んだ時はどうするの?」
「教育者として必要な要件は?」
「単独訪問させるときのチェック項目は?」
一つ一つに具体的な回答がなされ、
参加者は大切そうにメモしていた。
グループワークでは、新卒のサポートに大事なことは?というテーマで、
参加者同士がディスカッションして様々な意見が出された。
記録用のポスターには、色とりどりの意見が散りばめられました。
本事業の運営メンバーである
全国訪問看護事業協会副会長の上野氏や
千葉大学教授の長江氏からは、
「これまで新卒は無理という考え方だったが、
本活動が業界を大きく変えていくきっかけになるだろう」
という意見があった。
そして閉会の際には、新卒訪問看護師が増えることを願い、
「Kirakira Visiting Nurse」と記された
記念バッチが参加者に手渡された。
参加者は本日の振返りシートの中で、
「自信を持って新卒訪問看護師のキャリアはあり得ると学生に言えるようになった」
「病院への就職が難しくなる時代が来るので、新卒訪問看護師の採用を検討したい」
「なぜ今まで新卒採用を考えてこなかったのかと改めて思った」
「新卒プログラムの詳細を聞いて、自分のステーションでも準備したい」
といった声が聞かれた。
2020年には看取り難民30万人と言われる時代。
訪問看護を担う人材育成のために、なればと切に願う。
次回のセミナーは、8月と12月。
※詳細 http://can-go.com/news/216