先天性の心疾患を持つ隼人くんが、移動支援プラットフォーム「ドコケア」を体験しました。
先天性の心疾患を持つ隼人くん。医療的ケア(ペースメーカー、胃ろう)が必要で、日常的に母・雅子さんの付き添いが欠かせません。
今日は、特別支援学校から帰り、公的保険による訪問看護を利用して、顔見知りの看護師と、ドコケアで外出することに。
お母さん以外とのお出かけで緊張していました。お母さんとしては、そろそろ少し離れて、ほかの人ともお出かけできるようになるとよいと思い、ドコケアを依頼されました。
万が一、お母さんが亡くなってしまった時や何かあった時のために、助けてもらえる場所があればと思ったそうです。
訪問看護師は、勤務後に副業で外出支援し、近所の商店街を散策して焼き鳥屋さんに行きました。お母さんも遠巻きに見守ってついてきてくれました。
お店の方も温かく迎えてくださり、無事に、はじめて自分で「つくね2本!」と元気よく買い物できました。公的保険サービスでは実現できない経験となり、いつもと違う本人が見れました。
同行した看護師からは「ストレスじゃないかと思いもしたけど後半はテンションが上がってよかった」と笑顔でこたえてくれました。
お母さんは「自分で買い物しているところを初めて見た」「あんなにしっかり買い物しているのは・・・初めて見る光景だったので、出来るんだっていう・・・喜びはありました」とおっしゃってくださいました。
撮影させていただく中で、私たちも嬉しい気持ちになりました。次は、何をお母さんに買ってきてくれるかな?
※現在、移動支援プラットフォーム「ドコケア」を開発中