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公開日:2022/05/12

代表ブログ

2022年日本在宅看護学会学術集会

第12回日本在宅看護学会学術集会

この度、学術集会長となり、11月19日(土)20日(日)に、中野サンプラザで開催します。現地600名、オンライン400名です。12回目なので、比較的、新しい分野ですが、今後20年は大都市を中心に需要が高まる重要な領域ですので、良い企画ができたらと思います。

中野での開催

今回、中野で開催できるのが嬉しく、全国の方に来ていただけたら嬉しいです。中野サンプラザは50歳ですが、中野駅周辺は開発が進んでいます。丸井やキリンなどの大企業からサブカル、商店街、飲み屋街、劇場、教育機関。多様性の高さが中野のサステナビリティに繋がっていると思います。ワンコイン健診を中野ブロードウェイにオープンした時も、商店街の方々がよくしてくださいました。中野の酒井区長が当時は区の職員として勉強会に招いてくださった際に、とあるところから勉強会にも横槍が入りましたが、それでも貫いてくださいました。

テーマは、在宅看護のサステナビリティ

そんな、懐が深く、人が集い、変わり続ける中野での学術集会テーマは「在宅看護のサステナビリティ」。大学一年時に、在宅看護のパイオニアの村松さんのお話を聞いて、看護師が患者のニーズを踏まえて開業し、厚生労働省が制度設計の参考にしたことを知りました。
今は、1万箇所以上の訪問看護ステーションがあり、ざっくり言うと、
第一世代は、1992年の老人訪問看護事業の時代で、今は70代。
第二世代は、2000年の介護保険スタートの時代で、今は60代。
第三世代は、ケアプロなどが2012年頃から。
その後、第四世代として、2020年から一気に若手が在宅看護分野に。
10年前はベテラン中心の業界がこの10年で変わったのは大きく、若手を魅了する業界の未来は明るいです。
ただ、最近20年で事業所数は2.6倍と急成長したものの、質や経営などで課題は多いです。
2042年の高齢者数のピークに向けて、これからの20年で更に大きな変化がある業界なので、そのことを学術集会では考えられるようにしたく。

サステナビリティの課題

・社会保障制度そのもの
・地域そのもの
・8050/9060問題
・コロナや地震などのBCP
・在宅看護サービスの質と量
・後継者不足と事業承継
・テクノロジー活用や規制改革
そして、今年は、埼玉での訪問診療医師の事件もあり、訪問看護師への暴力やハラスメントについても関心が集まっています。
これらの課題を解決するため、企画委員会の先生方が、魅力的な企画を練り上げてくださっています。また、協賛企業や財団等からサポートしていただいています。

何より、参加者あってなので、参加&演題の申し込みをしていただければ幸いです

https://zaitakukango12th.com/