AGEs糖化測定~指先で老化物質を測定~
指先から、体内の老化物質「AGEs」の蓄積レベルを測定する検査です。
公開日:2019/02/20 最終更新日:2023/11/02
近頃、テレビなどで取り上げられ、耳にする方も多いと思います。
AGEとは一体何でしょうか。
テレビや雑誌で「AGE」って言葉は聞くけど、なんだかよくわからないって方も多いと思います!
そこで簡単に解説しますね!
AGEとはAdvance Glycation End Productの頭文字を取った言葉です。
簡単に説明すると、糖とタンパク質が過熱されることによって、タンパク質に糖が結びつく、これが糖化といわれることです。
例えばトンカツ!
肉に小麦粉をつけて、溶き卵にくぐらせて、更にパン粉をつけて油で揚げますよね!
小麦粉・パン粉などの炭水化物である糖質、そして油による加熱でこんがりきつね色に揚がります。
このきつね色のいかにもおいしそうな食べ物それがAGEであり「終末糖化産物」と呼ばれるものです。
タンパク質+糖質+熱=糖化
この糖化が起こると「AGE(終末糖化産物)」という悪玉物質が増えそれが老化に関連していると言われています。
人間の体はタンパク質でできているので、身体の中でも糖化は起こります。
血液の中の糖分(血糖値)が高い状態が続くと糖化が進みます。
そうなると、最終的に体中のタンパク質が糖まみれになって劣化してAGEに変わってしまうそうです。
AGEは、茶褐色の物質で、まさに体の「焦げ」。体のあちらこちらにたまって悪さをします。
- 皮膚にたまるとシミ、しわ、たるみ
- 血管では動脈硬化
- 骨では骨粗しょう症
- 目の水晶体では白内障
- そのほか、不妊や認知症、ガンとも関係がある事が報告されています
AGEが高い人は、実年齢より老けて見えるだけではなく、体の中が老化していて
さまざまな病気のリスクが高くなると言われています。
AGEを「作らない」「ためない」生活習慣がとても大切です。
★AGEを作らない食べ方
AGEをためたくなければ、AGEが作られないような生活が大切。
糖化は食後高血糖の状態が続くと起きやすいので、急激に血糖値を上げないことが大切です、血糖値が高い状態を長く続けないこと。
- 食物繊維の多い食品から先に食べる
サラダや酢の物を先に炭水化物は最後に食べる
- よくかんでゆっくり食べる
- 甘みのない飲み物を
AGEをためたくなければ、AGEを減らすことも大切。
- AGEは素材よりも調理の仕方で大きく変わる
- 生→蒸す・ゆでる→煮る→炒める→焼く→揚げるこの順番でAGEsが増える
避けたい調理法
- 電子レンジでの調理(特に10分以上の加熱)、電子レンジで調理したものの再加熱
- 揚げたものを炒める料理
- 二度揚げ
- 肉や魚を炭水化物で焦げ付けさせる
- 長時間高温加熱したレトルト食品の多用
- オーブン、圧力鍋も高温調理
★AGEをためない食材選び
低GI値食品を選びましょう(血糖値の上昇が比較的ゆるやかな食品)
- 白米より玄米や雑穀のごはん
- うどんよりそば など
★AGE化を抑える食品
- 糖化を阻害するαリポ酸とという成分が多いもの
- ほうれん草、トマト、インゲンなど緑黄色野菜 特にブロッコリーは抗酸化作用もあります。
- 食物繊維をたくさん含むもの
- 海藻やきのこ
- ネバネバ食品
- オクラ、納豆、モロヘイヤなど
★運動も大切
体を動かす、筋肉をつけると血糖値が下がりやすくなります
- 日常生活でちょこまか動く
- 食後30分を目安に家事をしたり、階段を使うようにするでもいいです
喫煙や睡眠不足、ストレスでもAGEが増えやすくなります
生活習慣を見直すきっかけにしてください
✩どうやって検査するの?
指先をセンサに挿入し、特殊な光をあてると30~60秒ほどで体内のAGEs蓄積レベルが測定できます。シャープライフサイエンス株式会社様が開発した『AGEsセンサ』という測定器を使用しております。
✩新しい視点から自身の食生活を振り返る
◎パチンコ店の事例
埼玉県のパチンコ店では、定期的に健康チェックイベントを開催しております。
2018年秋に新メニューとしてAGEs糖化測定を提案したところ、8か所でご利用いただけました。
研究途中のジャンルであることから、初めて検査を受ける方も多く、目新しさが好評でした。検査を受けたお客様からは「100人中3位とかすごい!最近ご飯など炭水化物を抜いているからかな?」「結果悪いですね・・・普段不規則な生活です。食事とか気を付けるようにします」「食事バランスよく食べられてない。ついつい好きなものばかり……」と食事面で健康を振り返る声が多く、AGEs糖化測定という新しい視点から生活習慣を振り返るきっかけとなりました。
埼玉県以外でも、栃木県や福島県のパチンコ店でもご利用いただいております。
◎食品メーカー×小売の事例
また、2018年9月に東京都、神奈川県、千葉県のスーパーで食品メーカーとコラボして、AGEs糖化測定を集客のフックとした健康チェックイベントを実施いたしました。
自身の体内の老化物質蓄積レベルを知り、健康意識が高まったタイミングで健康志向の商品の正しい知識をお伝えいたしました。
「AGEsって初めて聞いたわ。簡単に測れるんですね。甘いもの大好きだから気をつけないと……」「えーふたりとも悪いじゃん!朝ごはんに菓子パンばっかり食べてるからだな~。明日から辞めます」
測って満足して終わりではなく、その後に繋がりそうなご自身の食生活を振り返る声がたくさん聞こえてきました。
◎商業施設の事例
他にも、商業施設の従業員満足度向上を目的とした、非正規雇用の従業員様を対象とした健康チェックイベントを行いました。
仕事終わりの時間が遅いから食事内容も簡単なものになってしまう、カップラーメンばかり、炭水化物が好き……。といった、食生活に危機感を覚える声や、お互いの検査結果を見せ合うことで一喜一憂したり、「すごいじゃん!」「せめてもう少しランキング上げたい……」など、モチベーションを高めあったりする様子が見られました。
営業担当から一言
弊社では2018年9月から導入した検査なのですが、AGEsを知っていて検査を受ける方はほんの一握りです。AGEsは知らないけれど『糖化』というワードは気になるという方が多いです。そこで、弊社ではAGEs糖化測定という名称で検査を提供しております。
現在はパチンコ店の顧客満足度向上の一環としてや、ショッピングモールの従業員満足度向上や健康促進のため、また、糖質オフなどの健康志向商品を多く取り扱っている食品卸会社の方、スーパーなどを中心に弊社検査サービスを導入していただいております。
AGEs糖化測定の健康イベントをご検討中の方はお気軽にお問い合わせください!弊社は東京の会社ですが、北は北海道、南は沖縄まで健康イベント実績がございます。
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今やだれもが生活習慣病のリスクにさらされる時代に、これからの健康について一緒に考えてみませんか。
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弊社の健康チェックイベントを導入していただいた企業のインタビュー記事となっております。
様々な企業と協働しながら、健康に関連する様々な社会課題の解決に取り組んでおります。
弊社が全国で健康イベントを行い、得られた独自情報を公開しています。
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