血糖値とはそもそも何?血糖値が高い原因や対策などを徹底解説!

公開日:2021/09/24  最終更新日:2023/10/18

血糖値とは

血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のことです。人間はブドウ糖を主なエネルギー源として生きています。特に脳はブドウ糖(グルコース)のみをエネルギー源。

血糖値は人間にとって、重要なものです。

 

血糖値の基準値

血糖値の基準は空腹時で【70mg/dl~110mg/dl】です。それより高くても低くても身体にとっては悪影響があります。血糖値は食事の影響で上昇しますが、高くなりぎないようにインスリンが食後の血糖値を下げる役割を果たしています。

 

低血糖とは

低血糖とは、血糖値が70mg/dl以下状態。血糖値がると、身体に以下のような症状が起こります。

 ・冷や汗

 ・動悸

 ・手や指が震える

 ・集中力の低下、生あくび

 ・けいれん、意識消失

 

低血糖になる原因

通常、血糖値が下がった時にはホルモンや交感神経が血糖値を上げようと働くので、健康な方が重篤な低血糖になることはほとんどありません(例外は下記)。気を付けなければいけないのは、糖尿病の治療中、特に薬物治療を行っている方です。

 薬物治療を行っている方は、血糖値を下げる働きのある薬を服用、あるいは注射しています。通常、インスリン注射の場合は注射直前に血糖値を測定したり、内服薬医師が状態に合わせた量を処方します。しかしながら、薬の効果と体内の血糖値とのバランスが崩れると低血糖になることがあります。よくある例は以下のようなものです。

 

 ・食事量が少なかった

 ・食習慣が変わった、あるいは不規則

 ・激しい運動をした

 ・薬剤が変わった

 ・飲酒

 ・入浴 等

このようなことがある場合には、冷や汗や動機などの自覚症状に注意するとよいでしょう。

 また、糖尿病の治療中でないも、全く低血糖にならないわけではありません。例えば早食いなど短時間で多量の食事をすると、血糖値を下げようとインスリンが多量に分泌されます。その結果、必要以上に血糖値が下がることがあります(反応性低血糖)。

 その他にも、空腹の状態で運動や入浴をしても血糖値は低下します。

 

低血糖の対処

自分で食べることができる時には、果物のジュース、飴などを摂取しましょう。

自分で食べることができない時には、家族や周囲の人にジュースなどを飲ませてもらうとよいでしょう。ただし、流し込む喉につまる恐れがあるため、歯肉に塗るようなイメージで摂取させ、救急車を呼びましょう。

自覚症状に注意し、気付いた時にすぐに対処できるようにしておくとよいでしょう。

 

高血糖とは

高血糖とは、血糖値が110mg/dl以上になっている状態のことです。高血糖の状態の時には以下のような症状が起こります。

 

 ・のどが渇く

 ・尿の回数が多い

 ・疲れやすい

 ・食べても食べても痩せる

 

高血糖になる原因

高血糖になる原因は、糖尿病によってインスリンの働きが低下することや、そもそもの食べ過ぎ、運動不足などが挙げられます。

 

高血糖による身体への影響

高血糖の一番大きな影響は、血管を傷つけ、動脈硬化を促進することです。高血糖によって傷つけられた部分にたんぱく質が沈着してどんどん血管が厚く、硬くなってしまうのです。

 動脈硬化は心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血など命にかかわるような大きな病気に繋がります。

 

まとめ

血糖値は高すぎても低すぎても身体に影響を及ぼします。血糖値を含め、健康管理の基本は栄養バランスの取れた食事と運動習慣です。血糖値が心配な方もそうでない方も、できる範囲で、健康維持に励んでみてはいかがでしょうか。
 

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