LDLコレステロールってなに?悪玉コレステロールだから低ければ低いほどいいの?

公開日:2021/11/18  最終更新日:2023/10/18

コレステロールとは

そもそも、コレステロールとは何かご存知でしょうか。

コレステロールとは、人間の体内に存在する脂質の一つです。

コレステロールは細胞膜や各種のホルモン、胆汁酸を作る材料となります。

悪いもののように言われることが多いですが、実は身体にとって必要な物質でもあります。

 

LDLコレステロールとは

肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ役割を持ちます。

全身に運ばれることで、細胞膜や血管壁、ホルモンが作られています。

しかし、LDLコレステロールが過剰になると、動脈硬化などの悪い影響が出ます

LDLコレステロールが悪玉コレステロールと言われる理由です。

LDLコレステロールの基準値は、60~119㎎/dl(人間ドック学会)です。

 

LDLコレステロールは低ければ低い方がよいのか

では、LDLコレステロールは低ければ低い方がよいのでしょうか。

実はそうではありません。

上述のように、コレステロールは身体を作る細胞壁やホルモンの材料となります。

全身にLDLコレステロールを送ることができなくなると、身体のさまざまな機能を担っているホルモンが足りなくなったり、血管壁の細胞が脆くなります。

その結果、免疫機能の低下や脳出血の危険を増加させます。

 

LDLコレステロールが低下する原因

中性脂肪の値とLDLコレステロールの値は一般的に相関関係にあります。

LDLコレステロールが低いということは中性脂肪も少ない可能性があります。つまり、栄養不足が1つの原因として考えられます。

また、甲状腺ホルモンが過剰になってしまう甲状腺機能亢進症等も原因として考えられます。

甲状腺ホルモンが過剰に産生されることで、材料であるLDLコレステロールが不足してしまうためです。

それ以外にも、激しい運動等によって栄養を過剰に消費した結果、LDLコレステロールの値が低下する場合があります。

 

LDLコレステロールが基準値以下の場合

LDLコレステロールが基準値以下で下記のような症状や兆候がある場合は、思わぬ病気が潜んでいる場合があるため、一度医療機関に相談しましょう。

 

 

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