この度、病児保育のフローレンスさんと提携し、子育て中の潜在看護師にも働きやすい職場を作るための病児保育支援を開始しました。
大変嬉しいことに、今年の新入社員から「会社が病児保育支援を検討していると聞いたことは入社を決める上で大きな要素でした。そういうことに理解のある会社なんだなぁと思いました。そういうところであれば、一生働いていけるのではないかと思ったんですよ。」と面談時に聞きました。
フローレンスさんのお陰でこのような支援制度を作ることができ、大変感謝しています。
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※川添(左)とフローレンス代表 駒崎さん(右)
下記、5月26日の共同リリースの抜粋です。
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日本初、訪問看護師に病児保育支援!
〜ケアプロ、病児保育のフローレンスと提携し、子育て中の潜在看護師にも働きやすい職場を〜
ケアプロ株式会社(東京都中野区:代表取締役 川添高志)は認定NPO法人フローレンス(東京都千代田区:代表理事 駒崎弘樹)と提携し、5月より、訪問看護師に対する「病児保育制度」を導入することになりましたのでご報告します。
ケアプロでは、24時間365日体制の訪問看護を展開しています。訪問看護師25名の平均年齢は29歳で、子育て中の看護師もいますが、子供が病気になった時は仕事を休まざるをえない状況であり、24時間365日体制の訪問看護を提供する上で課題となっていました。
そこで、子供が病気になった時に看護師の自宅まで保育士等が訪問して病児保育を提供するフローレンスと法人契約をすることになりました。フローレンスの病児保育を導入することで、前日21時までに予約をすれば、100%対応してもらえるようになります。
なお、2020年には30万人になると言われる看取り難民を防ぐためには、訪問看護師を2万人以上増やしていく必要があります。
東京都訪問看護支援検討委員会の報告書(平成25年3月)によると、『訪問看護ステーションの開設の課題は、「職員の確保」が最多の72.5%』『訪問看護管理者が目指している方向性は、「事業所の人数規模拡大」が最多の44.5%』となっている一方で、『訪問看護師の退職理由は、「家庭等の都合(育児、介護等)」が最多の41.1%』となっています。
看護師資格を持っていながら就業していない潜在看護師は、約70万人いると言われており、この中には、出産など様々な理由で職を離れ、復職の意思がありながらも就業できないでいる人が含まれていると思われます。
そのため、看取り難民を防ぐために、潜在看護師を含めた人材確保および定着のために、病児保育等の支援は重要であると考えられます。超高齢化社会において必要とされる在宅医療の充実のために、看護師の職場環境の整備が進み、ワークライフバランスがとれる働き方が可能な職場が広がっていくよう、引き続き、取り組んでまいります。
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下記、フローレンスさんについて。
認定NPO法人フローレンス
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-3-7 秋穂セントラルビル2F
代表理事:駒崎弘樹(こまざき ひろき)
認定NPO法人フローレンス
ビジョン
子育てと仕事、そして自己実現のすべてに、だれもが挑戦できるしなやかで躍動的な社会
事業概要
「地域の力によって病児保育問題を解決し、子育てと仕事を両立できる社会をつくりたい」と考え、
2004年にNPO法人フローレンスを設立。日本初の「共済型・訪問型」の病児保育サービスを首都圏で開始、
共働きやひとり親の子育て家庭をサポートする。
利用できる地域は東京のみならず、神奈川、千葉、埼玉の各市区町村へと拡大中。また、オプションとして早朝・夜間利用や健康なお子さんの一時保育利用も可能となり、ますます便利に。寄付により格安で利用可能な「ひとり親支援プラン」や、障害や慢性疾患のあるお子さんにもご利用いただける「発達支援プラン」なども展開している。
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誰もが病気や障がいを持つことはあり、
それでも、お互いに支えあって、
生き続けられるようにすることが、
家族、会社、地域、国家、いずれのレベルでも大切ですね。