ケアプロが「Santen ブラサカグランプリ 2021」で、感染対策・検査を行うことになりました。
昨年は、コロナで中止でした。
今年も、開催賛否はある中ですが、中止の判断基準を持ちながら、日本ブラインドサッカー協会の皆様が開催準備を進めています。
今回、世界中で注目されている「バブル方式」というホテルや競技場のみの隔離空間でしか選手もスタッフも過ごさないという形式で、感染対策を行い、さらに、バブル内でも定期的に検査を行ってからホテルを出て競技場に向かうなどの二重、三重の対策を行って、大会が開催されます。
ホテルの他のお客様との導線を分け、ホテルのコンビニやランドリーさえ使えません。
私も10日間のバブル内生活ですが、ホテルのレストランも使用せず、弁当生活なので、食事にこだわりが強いので不安はあります。正直に「ヘルシーな弁当」をお願いしました。
もし自分が陽性であれば、バブル外に退場し、バブル内の選手やスタッフに濃厚接触させてしまったとしたら、、という不安も。
このような状況で試合に臨むアスリートの皆さんの心身のコンディションは計り知れません。
アスリートの方々が安全に安心して試合ができ、地元に戻れるよう、責任ある対応が求められており、海外選手の入国や出国の条件、スポーツ大会における練習や試合の条件など、各国や関係省庁、自治体の最新通知やガイドラインを踏まえながら、見えないウイルスと闘っています。
弊社の看護師や保健師、臨床検査技師、営業担当らは、ある意味で、これまでの予防医療事業とサッカーナースの英知を総動員し、更に一皮剝ける契機に。
24時間体制での看護師配置、1000件を超える抗原検査、医療機関と連携(陰性証明や遠隔診療、検体受渡など)、全体的な感染ガイドライン監修、救護、感染性廃棄物の処理などがあります。
なお、視覚障がいがあり、かつ、アルゼンチンやスペインなどの外国の方々への検査等の説明や対応には配慮と工夫が必要。
また、全体像を把握させていただく必要があり、弊社の担当も、様々な会議に参加し、査証の取得や検疫、貸切車両での移動方法、物品のロジスティクスなども共有いただいています。
日々、情勢が変わるので、国からの通知内容も変化がありますが、他の競技団体とも知恵を共有し、ベターな方法をみんなで作り上げている実感があります。
その中で、自治体や関係省庁の方からの生々しい本音も。
複雑ですが、多様な利害関係者が、何度もすり合わせ、アイデアを出し合い、諦めず、決断していく瞬間があります。
日本ブラインドサッカー協会様では、なぜ開催するのか、どのような対策をするのか、中止の判断は、といったことを、オープンに説明されています。
隠してやるのではなく、ちゃんと内外とのコミュニケーションを行うことの重要性。
日本ブラインドサッカー協会のビジョンには、お互いを理解し合うことの大切さがあり、そういったことが大会の企画や運営において体現されています。
最悪のシナリオも想定しつつ、一方で、安全・安心で素晴らしい大会が運営できるよう願って邁進し、今回の取り組みが、今後のスポーツやイベント等の再開に生かされる知恵と信頼につながればと思います。
<本件に関するプレスリリース記事>
「Santen ブラサカグランプリ 2021」 大会中の感染症予防対策・検査を実施