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公開日:2022/01/30

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第6波・オミクロン期の発症から受診、陽性判明の実際

1月28日(金)に、私のPCR陽性が判明しましたので、お知らせします。現在、喉の痛みがありますが、軽症のため、仕事に関しては、テレワークで継続できております。ご心配をおかけしますが、どうぞ宜しくお願いいたします。なお、「オミクロン株になって、PCR検査の予約は取れたか?保健所とのやりとりはできているか?」と聞かれることがありますので、以下、共有します。

Day1:1月26日(水)

▼症状と初動は?

激しい喉の痛みで、テレワークの会議で声を出すと、今まで出したことがないような声となり、「川添さん、大丈夫ですか?」となり、声を出すと喉も痛いので、チャットに切り替えざるを得ませんでした。そして、昼に、事業部長らのグループチャットには喉の痛みがあり、PCR検査をする方針であることを伝えました。
▼新型コロナウイルス相談はスムーズにできたか?
昼に、居住する東京都中野区の新型コロナウイルス感染症のページを確認し、かかりつけ医がいない方で症状がある方向けの問い合わせ先に電話をしました。
ここが、実は重要でしたが、上記リンクの下図(中野区HPより、2022年1月29日)かかりつけ医がいない場合に、1)東京都発熱相談センターと2)中野区新型コロナ受信相談電話があるのですが、1)に電話しても繋がらず、2)で繋がりました。ただ、後述しますが、症状があり受診を希望する場合は自ら医療機関を探して電話した方が早いです。
▼どのような医療機関を紹介されるのか?
窓口の方からは「住所の何丁目までかを教えてください」と言われて、お伝えし、3つの医療機関名称と電話番号を教えてもらえました。調べると、歩いて3−10分程度のところでした。公共交通機関を使えないので、徒歩圏内の発熱外来がない方は大変だと思いました。
▼医療機関の予約はすぐに取れるのか?
1つ目の医療機関はすでに予約でいっぱい。明日は休診。2つ目と3つ目は何度電話しても繋がらず。
▼結局、自分で発熱外来をどのように探したのか?
Googleで、通常診療と時間を区分して発熱外来をしている徒歩圏内の医療機関を探し、電話すると、看護師の方が対応してくれて、本日の予約はいっぱいだが、明日の夕方であれば可能ということで予約を入れてくれました。ということで、コロナが疑われる場合は、かかりつけ医がいない場合も、区のフローではなく、最初から自分で医療機関に連絡するフローにした方が良い状況です。そのほうが、電話受付の方の負担も、電話をするコロナを疑う住民の負担もかかりません。こういったところも改善できると思いました。ただ、症状がない方で、検査だけをしたい方は、医療機関受診である必要はありません。
▼発熱外来の予約での注意事項
看護師からは「家から歩いて何分ですか?」「それでは明日の●時頃に電話をするのでお待ちください」「保険証と不織布マスクでお越しいただき、インターホンを押してください」ということでした。事前に保険証の番号を電話越しに伝えるか、LINEで写メで送るかを選択してほしいとも言われました。

Day2:1月27日(木)

▼受診前の確認電話
午前中に一度電話があり、午後に改めて電話しますね、ということでした。そして、夕方に電話があり、向かいました。
▼夕方の診療所には患者は私一人だけ
予約対応しているため、インターホンを押すと「川添さんですか」と聞かれて、受付・待合室を通って、廊下に設置されたパイプ椅子に座って、問診と体温測定、脈拍、酸素飽和濃度を確認し、PCR検査をしました。
▼医療費:合計996点 ※3割自己負担額:2,990円
・機能強化加算(初診):368点
・院内トリアージ実施料:300点
・二類感染症患者入院診療加算:250点
・検査:5点
・処方箋料:68点
・一般名処方加算2:5点
▼保険調剤料:合計317点 ※3割自己負担額:950円
・調剤技術料:157点
・薬学管理料:57点
・薬剤料:103点

Day3:1月28日(金)

▼医療機関からの電話連絡
「まだ電話していませんよね?たくさん電話しているので確認です」という話から始まりました。そして、PCR陽性を伝えられました。保健所からこの後電話があると思いますが、週明けになるかもしれないことや、配食支援として東京都の自宅療養者フォローアップセンターと中野区の電話番号を教えてもらいましたが繋がらない場合はUber eatsなどもご活用くださいと言われました。保健所からの連絡はまだではありますが、こちらに情報は記載されています。
▼社内共有
PCR陽性がわかり、社内等に経緯や今後について連絡をしました。1月25日(月)に出社したものの、濃厚接触者や症状が出ている社員がいないことはよかったです。社内メンバーからは、(ドコケアのシステムを使って)買い物代行しますよ、等のありがたい言葉をもらいました。数年ぶりの体調不良が、一生に一度と思いたいパンデミックのタイミングとなり、嬉しくはありませんが、貴重な災害を体験しているため、メモしました。26日夜から28日夜までが、喉の痛みと痰、痰を出すための咳で、就寝時も辛い時が多かったのですが、徐々に回復してきています。
▼第6波・オミクロン期の特徴や注意点、今後の対策についての所感
・これまでのデルタ等とは違う感染力・スピード・感染者数の高く早い波
・病床使用率も重要だが、発熱外来キャパシティも重要
・かかりつけ医や一次医療の医療閉塞が先に起きている(検査キット不足も)
・発熱外来予約が取れないところやPCR結果に時間がかかるところ
・検査や治療ができなければ、感染拡大や重症化に影響
・PCR結果連絡や保健所フォロー電話、配食支援も対応オーバー
・今後のために、検査キット確保と支給を
・もっと、オンライン診療(外出不要)、郵送検査、医薬品配送をより推進できるような体制と情報発信を
・配食支援対象は、PCR陽性判定後ではなく、自宅療養中から支援を
ということで、第5波・デルタ期と違って、第6波・オミクロン期は、重症化対策の供給も重要ですが、軽症者対策の供給の方が、需要にとっては相対的に課題が大きいということです。一個人の体験からではありますが、参考になれば幸いです。皆様もどうかご自愛ください。