2008年11月11日に中野店をオープンしてから、
2014年11月10日で、丸6年となります。
週1回は中野店アルバイトさんらに顔出しに行きますが、
大切な意思決定をするときなど、
我々の原点と思ってお参りしています。
さて、開店当初の記念写真です。
まだ、写真も規模も小さく、夢だけは大きかったです。
銀座ルノアールは、実は中野が発祥で、
そんなルノアールに、中野区保健所の方に連れられて、
「医師を雇わないと、警察に告発しますよ」などと
脅されたこともありました。
しかし、創業期を支えてくれた利用者さん、仲間、支援者がいました。
利用者さんの一人、ワンコインさん。
20年以上健診を受けておらず、
血糖値は600以上、HbA1cは17.9。
お聞きすれば、1日水分6リットル摂取。
近くの総合病院に入院されて一命を取り留める。
入院病棟では「俺はワンコインで助かった」とおっしゃられて、
看護婦さんから“ワンコインさん”というあだ名を付けられたのだと。
ワンコインさんは退院後もケアプロに来てくださり、
商店街で出会うと一緒にルノアールに行ったものです。
時には、
「社長、顔色悪いじゃねえか」
「みんな必要としてるサービスだから頑張って」
と励ましてくださりました。
中野店開業1年、2年、3年、4年という頃は、
イオン与野店の閉店、銀座出張所の閉店、東急横浜駅店の停止など、
中野本店から戦いを挑むも、なかなか広げることができない時期でした。
そのため、催事を事業の中心として、血液検査ができないエリアは、
血液以外の検査にして、とにかく生き延びていきました。
そのような中、奈良県の西郷隆盛的な役人の方から、
「よし、奈良でやろう!」の一声で行政と実績が作れたり、
同じ志を持つ人達が、大変なときにいつも助けてくれました。
安倍政権になって、産業競争力会議で当時みずほ銀行頭取の佐藤さんが、
「ワンコイン健診の普及」を提言して下さり、
2014年4月に「検体測定室のガイドライン」として法整備されました。
議員、医師会、行政の方々のお陰です。
※官邸ホームページより
まだまだ、ケアプロの灯は小さいですが、
来年は、小田急さんのお陰で登戸駅へのエキナカ店舗や
上手くいけばインドへの展開など、
世の中に、予防医療の灯を広めていけたらと思います。
※在宅医療も頑張っております。寒い中でも24時間。
そういえば、今回のブログは、
「川添さん、ケアプロのFacebook1500いいね記念に書いて下さい。」
と広報の石原さんから言われたものでした。
これまで見守って頂きまして、本当に、本当に有難うございます。
今後も、みなさんから更に「いいね」と言って頂けるよう、
不可能と思われることでも、試行錯誤しながらコツコツと、
社員一同、邁進していきます。
川添高志