最近、ケアプロのホームページに様々な企業や医療職の方から問合せがある。とある看護師の方からは「自己採血で検査が出来るっていうのを知り・・・・・大阪在住ですが可能であれば関東へ向い、業界ナンバーワンのケアプロさんに、現場の見学・機器・廃棄物処理等、お話しを伺えたらと思いました。」といったご連絡を頂く。
検体測定室の登録数は、4月18日のケアプロ中野店の第1号から、11月末時点で1045号になった。
ナンバーワンというと、今の時代、しゃしゃり出ている感じがしないでもない。しかし、ナンバーワン主義を貫く尊さがある。そして「セルフ健康チェック」を真似する同業者が出現すれば歓迎する。同業間競争のない事業は独りよがりで産業ではないからだ。そして、後発事業者の良い所を真似することは恥ずかしいなどと思わず、進んで取り入れ、協調的競争を行っていき、ナンバーワンであり続ける。同業者に敗れて二位になることは、「我々にとって存在価値を失った」と思った方がいい。
写真は富士山だが、日本で二番目に高い「北岳(きただけ)」は残念ながら富士山に比べると認知度は低い。山の高さは努力では難しいが、ビジネスは努力で何とかなる。
そこで、今回はナンバーワンの条件について考えてみた。
<条件1,自分の仕事への愛情>
ミッションからくる仕事への愛情、情熱、希望、勇気が必須。辛くても楽しいと思えることが大事。
<条件2,業界をリードする使命感>
ケアプロは業界とともにある。そのため、業界(市場)を大きく、質高くすることが大切。自社のためだけではなく、連携しあって共同して効率化出来ることは効率化していく。リーダーとして頭を下げて協力を仰いでいく。敵と思われる相手にも真摯に向き合っていく。こんなにも努力しているのかと相手から尊敬されるくらいになる。必要時は資本提携やノウハウ提供をし、教えることを通じて、また学んでいく。
<条件3、高い視座と倫理観によるルール作り>
ルールなしに発達した国家もスポーツもない。業界も同じ。業界のためではなく、社会のための業界である。業界が社会貢献していない時は軌道修正する。そのためには、軸となる「ルール」を作ることが大切(教育方針、精度管理基準、ガイドライン、法律など)。ルール作りを任せるのではなく、ルール作りにも関わっていく。
このように、ナンバーワンは業界を引っ張りながらミッション達成のために汗水垂らすことが重要である。今は同業も観客も少ないレースかも知れないが、レース参加人口(市場)は大きくなっていく。その道で努力をし続けることで、自他ともに認めるプロフェッショナルになっていく。
メンバーも、ナンバーワンを目指し、維持することで誇りを持ち、逞しくなっていく。
※写真は8期報告会にて
引き続き、ナンバーワン主義を、正々堂々と貫いていきたい。
川添高志