サルコペニアを早期発見するために。
筋肉量が減ると将来サルコペニアになるリスクが高まります。

公開日:2020/09/30  最終更新日:2023/11/28

こんなことありませんか?

 

□ ペットボトルの蓋が開けにくいと感じる

□ 青信号の間に横断歩道を渡りきれない

□ 手すりにつかまらないと階段の昇り降りが怖い

 

もし当てはまる場合、あなたはもしかしたら「サルコペニア」かもしれません。

 

サルコペニアとは「加齢・不活動・栄養不良等による筋肉量の減少と、それによる握力や歩行速度の低下」をいいます。

つまり、年齢を重ねてくると外出が億劫になったり、食事がめんどくさくなって来て、運動不足と栄養不良で筋肉がどんどん減ってしまいます。

筋肉が減ると物を持ったり、歩いたりが不自由になってしまいます。

するとますます日常生活の買い物や料理、階段の上り下りやトイレ・入浴などがうまくできなくなってしまい介護の状態が近づいてきます。この状態が「フレイル」と呼ばれる、健康と介護の中間の状態です。早期に発見することが、心身ともに活気のある健康的な生活を送るためには大切です。

 

特に今年は、新型コロナウイルスの感染拡大による自粛ムードが広がっています。

 

そんな中、外出などの運動の機会が減って、心身の健康に不安を抱えているに方も多いのではないでしょうか。

 

そんなあなたに、簡単にご自宅でできるサルコペニアのチェック方法を2つ紹介いたします。

 

わずか一分でご自身の運動機能をチェックできるので、今の運動習慣を正しく振り返ってみましょう。

 

★立ち上がりテスト(所要時間約1分)

① 動かない椅子と、ストップウォッチを用意します

② 椅子に深く腰をかけます

③ 膝の真下に足の親指がくるように、座る位置を調整します

④ 準備が出来たら、タイマー開始と共に立つ・座るの動作を5回繰り返します。

⑤ 5回立つ・座るのにかかった時間を測定します。

 

※実施の際には、転倒・転落のないよう、以下にご留意ください。

・滑りにくい靴もしくは裸足で行う

・床が濡れていないか、物が転がっていないか確認する

・壁や手すりなど、転倒転落防止の支えがある場所で行う

・不安な場合は一人で行わず、誰かに付き添ってもらう

※セルフチェック実施に伴う転倒転落による怪我等の責任は弊社では負いかねます

 

判定)

5回立ち上がるのにかかった時間が

12秒未満:正常

12秒以上:サルコペニアの疑いあり

 

★指輪っかテスト

両手の親指と人差し指を合わせて輪っかを作ります。

自分のきき足ではない方のふくらはぎの一番太い部分を力を入れずそっと両手の親指と人差し指で囲んでみてください。

  • スキマができていると筋肉量が少ないサルコペニアが疑われます
  • ちょうど囲めると筋肉量か減りつつあります
  • 囲めないならば、筋肉量はしっかりとあります。

 

また、ケアプロではサルコペニアの診断基準に含まれる

・四肢骨格筋指数(SMI)→男性:7.0未満 女性:5.7未満

・筋力(握力)   ⇒男性:28㎏未満 女性:18㎏未満

を測定できるサービスを提供しています。

測定結果は目安でお出しします。診断にはなりません。

 

・地域の方の早期からの介護予防の介入を行いたい

・従業員の方の運動意識を向上させたい

等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

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