HbA1cの検査方法のメリット・デメリットをまとめました

健康診断などで血糖の状態を調べることができる「HbA1c」。

今回はその検査方法について、それぞれのメリット・デメリットについてまとめました。

HbA1cとは

HbA1cとは、「過去１～２か月の血糖の平均値」の指標となるものです。

通常の血糖値では、食前や食後といった生理的な要素によって変化するため、参考にする際には注意が必要です。

一方でHbA1cは直前の食事などの影響を受けないため、検査することによって過去１～２か月の血糖値の状態が分かる重要な項目です。

しかしHbA1cは、健康診断の測定義務項目ではないため、測定していない方もいる項目でもあります。

そこで今回は、

• 健康診断で測定していないから測定したい
• 健康診断で測定しているが追加で自分で測定したい

という方に向けて、HbA1cの検査方法について紹介していきます。

HbA1cの測定方法

自費検査

HbA1cを検査するまず最初の方法としては、看護師等による採血で測定する自費検査があります。

病院やクリニックで検査するため予約が必要ですが、医師による診断があるため有用な情報を得ることができます。

一方で、金額は3000~5000円程度であり、結果は翌日にわかることもあれば2週間必要な場合もあります。

郵送検査

HbA1cを測定する二番目の方法としては、郵送検査があります。

HbA1cの郵送検査は検査キットをインターネットで購入するため予約をする必要がありません。

また、金額も2000円程度と自費検査よりも安いことが多く、結果は翌日～10日間程度の期間をおいてPCやスマホで確認することができます。

ただ、採血は自分で行う必要があり、医師による診断はなく、基本的にHbA1cの数値が分かるものになっています。

ケアプロでの検査

最後にHbA1cを検査する方法として、ケアプロでの検査があります。

「手軽に、その場ですぐにわかる」ことを重視しているため、検査したHbA1cの数値はその場でお渡しすることができます。

また、金額も2160円とお手頃価格で、結果と同時に弊社が発行している健康応援Bookをお渡しし、今後の健康行動のアドバイスも行っています。

採血に際しては、ご自身で採血していただく必要はありますが、そばで弊社スタッフである看護師や臨床検査技師によるサポートがあるため失敗するリスクも最低限に抑えられています。

※自費検査・郵送検査については一例です。病院や郵送検査キットによって異なります。詳細は病院に問い合わせや各郵送検査キットをご確認ください。

結果が出たら…

HbA1cが高かった場合

HbA1cは過去２ヶ月間の血糖の状態を知ることができる指標となるものです。

その数値が高いということは、過去２ヶ月間の血糖が高い状態が続いているということとも言えます。

例えば、HbA1cの数値が5.6~6.4%であった場合、要注意です。

具体的には、食事や運動に気をつけて、基準範囲内を目指すことが大切です。

もし対処法がわからない場合は、医師に相談するのが良いでしょう。

また、HbA1cが6.5%以上の高い数字が出た場合は、医師の診察を受けることをお勧めします。

HbA1cだけで全てがわかるわけではないので、一度詳しい検査を受けるべきでしょう。

ちなみにケアプロでは全国各地でHbA1cの検査を多数の方に行っております。

以下の記事で、全国でのHbA1cの平均を算出していますので、ご自身のものと見比べてみるのも良いでしょう。

全国HbA1c平均値比較MAP

まとめ

健康診断では測定しないこともあるHbA1cですが健康診断で測定する血糖値は空腹時のため、食後高血糖などによる血糖値の上昇を見落とす可能性があります。

食べすぎや運動不足が気になるときなどは、ご自身が測りやすい方法で測定し、日々の健康維持の指標にすることができることでしょう。

HbA1cは過去1~２か月程度で結果が変化する可能性があるため、2~３か月おきに測定することで、より良い健康維持の指標とするのがお勧めです。