HbA1cのNGSP値とは|正しく見比べて健康管理しよう
公開日:2021/07/13 最終更新日:2023/10/17
健康診断や糖尿病診断で見ることがあるHbA1c。
そのHbA1cにNGSPという言葉があることをご存知でしょうか。
今回はそのNGSPと、それに類する言葉であるJDSについて解説していきます。
HbA1cとは
HbA1cとは、過去1〜2ヶ月間の平均的な血糖値を指す指標です。
主に糖尿病の診断や疫学調査に使われることが多い指標になります。
HbA1cのNGSPって?
もともと、2012年3月31日以前はJDS(Japan Diabetes Society)という日本独自の基準値を採用していました。
しかし日本糖尿病学会が国際標準化の基本方針を示し、海外と基準値を統一するため
NGSP(National Glycohemoglobin Standardization Program)となりました。
以前はJDSとNGSPを表記している検査結果が多くありましたが、2021年現在はNGSP値のみの記載のことが多くなっています。
JDS値をNGSP値で見るためには?
数値の基準に変化があったので、2012年3月31日以前の検査結果と見比べる際は、計算をする必要があります。
以下はその変換式です。
NGSP値(%)=1.02×JDS値(%)+0.25%
JDS値(%)=0.980×NGSP値(%)−0.245%
この計算式を用いて、正しく検査を見比べて自分の健康管理をしていきましょう。
参考記事
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001zd1u-att/2r9852000001zdb1.pdf
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