HbA1cとGA(グリコアルブミン)の違いと使い分けについて解説

公開日:2021/07/13  最終更新日:2021/07/21

長期の血糖値の指標としてHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は有名です。

一方で、中期的な血糖値の指標として用いられるものにGA(グリコアルブミン)という検査項目があるのをご存知でしょうか?

そこで今回は、HbA1cとGA(グリコアルミブミン)の違いとメリット・デメリットについて解説していきます。

 

HbA1cとは

HbA1cとは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンに、血液中のブドウ糖が結合したものです。

血液中のブドウ糖濃度が高いと、ヘモグロビンに多くのブドウ糖が結合するため、HbA1c値は高くなります

赤血球は骨髄で作られる細胞ですが、肝臓・脾臓で寿命で壊されるまでの約120日もの間、体内を巡り、その間に余分なブドウ糖と結びつきます。

そのため、HbA1c値を測定することで、過去のおよそ1〜2ヶ月の血糖の平均的な状態を知ることができるのです。

HbA1cを測定するには

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、以下のような場所で検査をすることができます。

  • 病院
  • 診療所
  • 検体測定室
  • 郵送検査

詳しくはこちらの記事で解説しています。

HbA1cの検査方法のメリット・デメリットをまとめました

 

HbA1c値は、さまざまな病気や体の状態によって、高値や低値を示す場合があります。

高値を示す例としては、急激に糖尿病が改善した例や妊娠している場合です。

低値を示す例としては、急激に悪化した糖尿病や、血糖値の寿命を短縮する病気(肝硬変など)などの場合です。

 

HbA1c値測定のメリット・デメリット

メリット

  • 採血時点のブドウ糖濃度に影響されず、過去に遡って値を知ることができる。
  • 長期間、糖尿病治療を行っている方の治療の効果や血糖値を管理できる。

デメリット

  • 血糖値の急な変化を測定できない。
  • 病気や身体の状態に影響を受ける。

 

GA(グリコアルブミン)とは

GA(グリコアルブミン)とは、血液中の血清アルブミンに、血液中のブドウ糖が結合したものです。

血液中のブドウ糖濃度が高いと、アルブミンに多くのブドウ糖が結合するため、GA(グリコアルブミン)値は高くなります

血清アルブミンは肝臓で合成され、約17日で血液中から半減し、その間に余分なブドウ糖と結びつきます。

GA値を測定することで、過去およそ二週間の血糖の平均的な状態を知ることができます

GA(グリコアルブミン)を測定するには

GA値は、以下のような場所で検査ができます。

  • 病院
  • 診療所

GA値は、病気などによって、高値や低値を示す場合があります。

高値を示す例としては、アルブミンの寿命が延長する、肝硬変や甲状腺機能低下症などです。

低値を示す例としては、アルブミンの寿命が短縮する、ネフローゼ症候群や甲状腺機能亢進症などです。

GA値測定のメリット・デメリット

メリット

  • 採血時点のブドウ糖濃度に影響されず、過去に遡って値を知ることができる。
  • HbA1cに比べ、短期間の血糖の平均値を知ることができる。
  • 糖尿病治療の開始や治療薬の変更など、何か変化があったときに、短期間で治療の効果を確認できる。

デメリット

  • 病気や体の状態に影響を受ける

 

HbA1cとGA(グリコアルブミン)の違いまとめ

以上のように、HbA1cとGA(グリコアルブミン)はそれぞれの特徴があり、場面に応じて使い分けることが重要です。

今回の記事で、それぞれのメリットとデメリット、特徴を理解し、自分の健康維持のために役立てていただけますと幸いです。

 

参考

糖尿病ネットワーク

 

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