糖尿病とはどんな病気？正しく理解して予防しよう

糖尿病はテレビやSNSなどでもよく聞く言葉となりました。では、どのような病気か詳細をご存知の方はいらっしゃるでしょうか。

今回は「糖尿病とは」「予防方法」「治療方法」の３点をご説明いたします。

糖尿病とは

糖尿病とは、インスリンというホルモンの分泌不足や作用低下により、血糖値を下げる働きが低下し、慢性的に高血糖の状態になる病気です。

世界的にも近年増加し続けている病気で、2019年では世界の成人（20歳～79歳）の11人に1人が糖尿病であると言われています。

日本でも、食生活の欧米化等の影響を受け患者数が増加し続けています。

糖尿病の恐ろしさは、自覚症状なく病気が進行することと、心筋梗塞・狭心症や脳梗塞・脳出血などの命にかかわるような病気になることです。

また、神経に栄養を届けている微小血管を傷つけ、神経障害・網膜症・腎症等の合併症を引き起こします。

症状が進行してくると、指先や足先の感覚がなくなる、目が見えなくなる、腎機能の低下等が起こります。

このように糖尿病は、生活に関わるような合併症を引き起こし、命にかかわる病気なのです。

糖尿病の予防方法

命にかかわる糖尿病ですが、予防の方法はないのでしょうか。

糖尿病は栄養バランスのとれた食事、適度な運動で予防できます。

具体的には以下です。

• 甘いものや炭水化物の摂りすぎを控える
• 食物繊維もしっかり摂る
• 腹八分目に抑える
• ゆっくり食べる
• 無理なく継続できる運動を続ける

糖尿病の治療

糖尿病の治療には食事療法、運動療法、薬による治療の３つがあります。

食事療法は、身長や体重、日々の身体活動の程度に応じて必要エネルギー量を計算し、それに合うような食事を摂取します。

運動療法は、有酸素運動・無酸素運動を含め、継続した運動習慣をつけます。

薬による治療は、インスリン注射や血糖値を改善する薬を服用します。

まとめ

糖尿病は予防できます。食習慣、運動習慣に気を付け、健康的な生活を送りましょう。