糖尿病予防ってどんなことをすればいいの?

公開日:2021/10/18  最終更新日:2023/10/18

糖尿病とは?

膵臓の細胞から作り出されるインスリンが、十分に分泌されない場合や、働きが不十分な場合に、血糖値が高くなり過ぎる病気です。

これを2型糖尿病と言います。

 

1型糖尿病は、インスリンを作り出す膵臓の細胞が壊れているため、インスリンが分泌できず、血糖値が高くなりすぎる病気です。

 

血糖値が高くなり過ぎると、高血圧や動脈硬化になり、狭心症や心筋梗塞などの心臓病、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害(脳卒中)が起こりやすくなります。

また、目・腎臓・神経に影響があります。毛細血管を傷害し、糖尿病網膜症、糖尿病性腎症糖尿病神経障害を引き起こす可能性があります。

 

糖尿病は治る、治らない、どちらにも当てはまらない病気です。

2型糖尿病は、長年の生活習慣により膵臓が疲弊し起こる病気です。

生活習慣を改善し、膵臓を休ませることで、インスリンを作りやすく、十分な効果があるものにすることは可能です。しかし、一度疲弊した膵臓は疲れやすくなっています。

すなわち、生活習慣を改善することで、薬を飲まなくて良い状態になる可能性はありますが、生活習慣が元に戻ってしまうと、再び血糖値が高くなり薬を飲む必要が出てくるということです。

 

糖尿病予防

糖尿病は、完治をすることが難しく、制限の多い食生活や、透析などの辛い治療を受ける可能性がある病気です。

その他にも、上記で述べたように、様々な病気の原因になります。

 

美味しいものを食べ、病気への不安を抱えずに生活するためには、糖尿病にならないように予防することが大切です。

糖尿病を予防するためには、食生活や運動習慣を見直すことが重要です。

 

食生活は、以下を心掛けましょう。

朝、昼、夕食を一定の間隔で食べる

・必要量以上にカロリーや糖質が多くならないようにする

・野菜など食物繊維が多い物を積極的に食べ、食事の最初に食べる

・主菜(ご飯・パン・麺類など)をたくさん食べたい時は、副菜の糖質量を下げる

・間食はできるだけ控える

・ゆっくり、よく噛んで食べることで満腹感を得る

 

運動は、以下を心掛けましょう。

・できる限り毎日できる、運動を見つける

・少なくても週3~5回、1回20分以上の運動を行う

・ウォーキングなど軽い運動から始め、段々と運動量を増やす

・運動前後にはストレッチを行い、怪我を防ぐ

・食後は、ウォーキングなどの軽い運動を行い、激しい運動は避ける

・運動が難しい場合は、通勤時の歩く距離を増やす、階段を積極的に使う、家事をする時に大きく動くことを心掛ける

 

まとめ

糖尿病を予防するためには、上記のような食事や運動を継続することが大切です。

既に糖尿病と診断されている方も、食事内容に不安がある方や、運動習慣がない方は、上記の内容を参考にしてみてください。

 

他の病気や症状がある方は、医師などの専門家に相談をしてから、生活習慣を改善しましょう。

一人で抱え込まず、まずは相談することが大切です。

その他の記事はこちら

インタビュー

弊社の健康チェックイベントを導入していただいた企業のインタビュー記事となっております。

社会課題への挑戦

様々な企業と協働しながら、健康に関連する様々な社会課題の解決に取り組んでおります。

レポート

弊社が全国で健康イベントを行い、得られた独自情報を公開しています。

健康コラム

検査や病気について、一般の方向けに解説しています。

あゆみ

弊社の予防医療事業部のあゆみについてご紹介します。