健康経営に効果的な健康セミナーのやり方|従業の健康意識が高まるセミナーとは
公開日:2023/12/26
近年は従業員の健康管理が、従業員本人だけでなく企業にとっても重要な課題です。
実際に経済産業省の取り組みにより「健康経営」が推進され、また「健康経営銘柄」といった経済産業省と東京証券取引所が共同で推進する制度も作られており、企業活動に小さくない影響を与えています。
このように従業員の健康を推進することが企業活動にとっても重要であり、禁煙や女性の健康などに関するセミナーも具体的な手法として広く活用されています。
しかし、ただ一方的に健康に関するセミナーを実施しても、実際に従業員の健康にどれだけ結びついているか分かりづらいこともあります。
そこで今回は、健康経営に貢献できるセミナーやその作り方についてご紹介いたします。
社内向けセミナーは健康経営を進める上で重要な施策。
社内の従業員向けのセミナーは、健康経営を促進する重要な施策です。
なぜなら、従業員の健康管理は通常の業務命令とは異なり、社員一人一人の私生活まで含めた健康意識の向上が欠かせないためです。
例えば、休息の取り方、食事の管理、喫煙習慣、運動習慣などは、企業の労務管理の範囲外の場合が多く、業務時間内外における生活の意識を変えていく必要があります。
そのため、従業員一人一人が持つ普段からの健康意識を効率的に高めるためには、社内向けに実施するセミナーで健康に関する知識を深めることが重要となるのです。
社内向けセミナーを効果的に行うには準備・段取りが大切。
このように、健康経営につながる従業員一人一人の健康意識を高めるためには、社内向けセミナーが効果的な施策です。
しかし、健康をテーマにセミナーをただ実施するだけでは効果は限定的です。
例えば、
・あまり人が集まらない。
・退屈な講義のようになってしまって飽きられる。
・セミナー終了後に学んだ知識をすぐ忘れてしまう。
など、急ごしらえで準備したセミナーが健康経営に貢献するケースは多くはありません。
従業員にとっても、
「ただ参加させられているだけ。」
「突然セミナーに参加させられた。」
という意識では、一人一人の健康意識の向上には繋がりにくいことでしょう。
そのため、正しい手順で準備し、しっかりとした段取りでセミナーの実施を進めていくことが大切なのです。
具体的には以下のような手順で進めるとよいでしょう。
セミナーのテーマ・対象者・方法を決める。
まずは研修のセミナーにおいて
・どんなテーマを扱うのか
・対象者はどんな人にするのか
・どんな方法をとるのか
を決めていきます。
セミナーのテーマは、健康意識を高めるものであることはもちろん重要です。
しかし、ただ知識を一方的に伝えるだけの内容になってしまうと飽きられやすく、セミナーの効果が限定的になってしまいます。
そのため、対象者がどんな人であるかをしっかりと考えることが重要です。
こうすることで、彼らが興味を持って積極的に学ぶ姿勢になれるテーマを作成できます。
またセミナーの方法も工夫すると良いでしょう。
セミナーの形式も、会場でのセミナー(オンサイト)やWebセミナー(オンライン)があるなど一様ではありません。
同じセミナーだとしても、オンサイトとオンラインでは参加者とのコミュニケーションのあり方に大きな違いがあります。
そのため、セミナーの形式を事前にしっかりと決めておくことで、より伝わりやすいセミナーを作成できるでしょう。
講師を決める。
セミナーのテーマ、対象者、方法を決めた後は、講師を決めていきましょう。
より良いセミナーにするための講師の条件には様々なものがありますが、
・その分野の専門知識がある事
・専門知識を分かりやすい言葉に出来る事
・参加者とのコミュニケーションを積極的に取れる事
が重要です。
例えばセミナーの参加者から素朴な質問があった際、
豊富な専門知識を背景に、たとえ話もつかった分かりやすい言葉で回答できるセミナー講師は、セミナーの参加者から大いに信頼されます。
そのため、セミナーで語られた健康に関する知識も受け入れられやすく、個々の健康意識の向上に大きく貢献できます。
また、ただ一方的に知識を伝えるのではなく、参加者との双方向のコミュニケーションを合間に挟めるセミナー講師は飽きられにくい特徴があります。
セミナー自体は30分〜60分と長丁場になる場合が多いので、最後まで参加者に積極的な姿勢を取らせることができる能力は重要です。
セミナーを準備する。
セミナーのテーマ・対象者・形式と講師が決まったら、いよいよセミナーの準備です。
準備には、
・会場の手配や機器の整備
・Web会議ツールの調整
・セミナー資料の準備
・講師とのすり合わせ
など、様々なものがあります。
重要なのは、セミナーを滞りなく、スムーズに実施できることです。
例え、セミナーの内容自体は面白いもので、誰もが興味を持つようなものだったとしても、
段取りが悪かったり、最悪の場合は中断してしまうようなことがあれば大きな問題となります。
セミナーを効果的にするためには、参加者からの信頼を保つことが重要なポイントです。
オンサイト・オンラインに関わらず、本番でスムーズな運営が出来るように徹底した準備を行っていきましょう。
事前告知する。
セミナーの準備を進めていくのに並行して、セミナーの事前集客を行なっていきましょう。
すでにセミナーのテーマ・対象者・形式・講師が決まっているので、社内でセミナー参加者の募集を告知することが可能です。
募集の媒体としては
・社内コミュニケーションツール
・ポスター
・上長からの伝達
など様々なものがあります。
それぞれ全く異なる形ですが、共通して押さえておきたいポイントとしては、
・5W1H
・どんな人向けなのか
・参加すると得られるメリット
を簡潔な言葉としてまとめておきましょう。
懸命に準備したセミナーの告知では色々とアピールしたくなりがちですが、要点を押さえたアピールポイントを簡潔な言葉にしておくことが重要です。
これにより、社内コミュニケーションツールや上長からのメッセージも効果的になります。
セミナーを実施しよう。
さまざまな準備や集客を行い、いよいよ本番当日です。
徹底した準備を行なっていれば、あとは落ち着いてセミナーの実施。
また当日であっても呼び込みや上司からの声かけなどは重要です。
事前告知によってセミナーの予定を知っている人が多くいますので、当日に最後の一押しをすることはセミナーの参加人数を増やすために有効です。
事後評価を行おう。
事後評価とは、参加者がセミナー後にどのような行動変容があったのか、またセミナー自体の満足度はどうだったか、を評価することです。
これはセミナーの効果を測定することであると同時に、次回のセミナーをより良いものにするための貴重なフィードバックとなります。
このように健康経営に貢献できるセミナーには、一度実施したらやりっぱなしにしない、同じセミナーを漫然と継続しない、といった改善の努力が必要です。
以上のように、健康経営に貢献できるようなセミナーを実現するためには、
従業員一人一人が自ら興味をもつようなテーマを選び、
事前の周知を十分に行いつつ、
セミナーの実施後もフィードバックを得て次回のより良いセミナーの実施に繋げていく、
といった工夫が重要です。
今後、社内で健康に関するセミナーを実施する予定がある場合は、上記の手順を参考にして準備を進めてみましょう。
もし自社だけのセミナー実施が難しい場合は外部への委託が最適。
このように、健康経営に貢献するセミナーを効果的にするためには、適切な手順や段取りが重要です。
しかし、
・適切な研修のテーマ・対象者・方法を決めるのが難しい。
・実力のある講師の選定が大変
・効果的な事前告知の方法がわからない
・滞りのないセミナーの運営ができるか不安
・適切な事後評価の実施ができない
など、効果的なセミナー運営に不安がある場合は、外部の専門家への委託が最適です。
例えば、テーマの選定においては、
健康に関するテーマは分野が広範で専門性も高いものです。
また、セミナーの内容も参加者に飽きられない工夫も必要となります。
具体的な例としては、
・女性の健康
・喫煙による健康への悪影響
・塩分の摂りすぎによる健康の影響
といった内容は専門家が作成・監修したプロによるセミナーが有効です。
その他、セミナーの準備から実施、事後評価の段取りなどもプロによるスムーズな実施に委託すれば効率が良いでしょう。
ケアプロの健康セミナーの特徴 その場で出来る検査を組み合わせたセミナー
弊社では、従業員向けの健康セミナーなど、さまざまな方に向けた健康セミナーを提供しております。
弊社の健康セミナーの特徴は以下の通りです。
・保健師・臨床検査技師の監修したコンテンツ
・接客経験豊富な保健師がセミナー講師
・その場で出来る検査を活用
特に大きな特徴として、
・血管年齢
・AGEsセンサー
・肺年齢
・塩味チェック
などさまざまな検査項目をセミナーのコンテンツとして活用できることがあります。
これにより、双方向かつ体験型のセミナーを実現し、
セミナー参加者の健康意識の向上や行動変容を強く促すことが可能です。
その他にも、クイズ形式のセミナーや婦人科受診率をアンケートできるなど、
多様なニーズにも対応しております。
またオンラインセミナーの実績もございますので、
ご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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弊社の健康チェックイベントを導入していただいた企業のインタビュー記事となっております。
様々な企業と協働しながら、健康に関連する様々な社会課題の解決に取り組んでおります。
弊社が全国で健康イベントを行い、得られた独自情報を公開しています。
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弊社の予防医療事業部のあゆみについてご紹介します。