フレイル・ロコモ・サルコペニアのリスクチェックには何をすればいい?

公開日:2024/03/28  最終更新日:2024/04/05

フレイル、サルコペニア、ロコモ(ロコモティブシンドローム)は高齢者の健康問題として、近年は注目されています。

しかし、高齢者の活動量が減少する状態という大きな共通点から、それぞれどんな異なる特徴があるのか、何をすれば判断できるのかが分かりづらいことがあります。

そこでこの記事では、それぞれの異なる特徴と基準値、そしてどんなチェックをしたらよいのかを紹介していきます。

まずそれぞれの違いと基準値は以下のとおりです。

<フレイル>

フレイルは、加齢に伴う身体的、精神的な機能の低下が見られる状態を指し、疾病の発症や寝たきりへの進行リスクが高まる状態です。
体重減少、筋力の低下、疲労感、活動量の減少、歩行速度の低下といった5つの項目が診断で利用されます。

基準値
フレイルの診断基準には様々なものがありますが、一般的には上記の項目のうち3項目以上が基準値を下回った場合、フレイルと診断されることが多いです。また1~2項目の該当でも、「プレフレイル」というフレイルに進行するリスクが高い状態とされます。

<サルコペニア>

サルコペニアは、加齢による筋肉量および筋力の低下を指します。これにより、転倒や骨折のリスクが高まり、日常生活活動(ADL)の低下につながることがあります。

基準値
筋肉量の測定、握力、立ち上がりテストなどに基づいて診断されます。具体的な基準値は、国や研究機関によって異なりますが、握力で男性26kg未満、女性18kg未満などが一つの目安とされています。

<ロコモティブシンドローム(ロコモ)>

ロコモティブシンドロームは、運動器(筋肉や骨、関節など)の機能低下により、移動能力が損なわれる状態を指します。フレイルやサルコペニアと重なる部分がありますが、ロコモは運動器の問題にフォーカスしています。

基準値
「立ち上がりテスト」や「2ステップテスト」などで評価されます。例えば、2ステップテストでの基準値は、年齢に応じて変わりますが、自身の身長に対してステップ(大股の一歩)の長さの比率が低い場合、ロコモのリスクがあるとされています。

 

それぞれの状態は、加齢に伴う身体機能の低下に関連しており、早期の発見と適切に予防することが重要です。

具体的には普段の生活習慣を整えるなどの予防行動が不可欠ですが、今の自分の身体がどういう状態なのかを把握することでそうした行動を習慣にするきっかけにすることができます。

下記は弊社が提供しているフレイル・サルコペニア・ロコモに関連する健康チェック項目の一覧です。
これらはすべてオフィスの会議室や店頭のブースなどの比較的狭いスペースでも柔軟に活用できるものとなっております。

握力測定

握力の測定は学校での体力測定で用いられることで有名ですが、フレイルやサルコペニアなどのチェックにも活用することできます。握力は、単に握る力を測定することのみならず、全身の活動量にも関連するとされています。このシンプルなチェックは、全身の筋力低下の兆候を捉えることができるため、フレイルやサルコペニアのスクリーニングに有効です。握力が特定の基準値を下回る場合、筋力の低下が指摘され、サルフレイル・サルコペニアの可能性が高まります。

筋肉スコア

弊社の提供している筋肉スコアという測定項目は、体組成計に乗ることで筋肉量を測定し、さらに座った状態から3回立ち上がるテストを行います。このテストでは、立ち上がりの際の力強さ、速さ、安定感を評価し、視覚的にわかりやすくグラフ化します。また筋繊維の密度を中心とした筋質という項目も同時に評価することも併せて参考にすることで、フレイルやサルコペニア、ロコモのリスクをチェックすることができます。

転倒リスクチェック

転倒リスクチェックでは、座った状態から3回立ち上がる動作を行い、その際の力強さ、速さ、安定感を判断します。立ち上がりのテストは、転倒のリスクを評価する上で有用であり、フレイルやサルコペニア、ロコモの影響を受けやすい下肢の筋力を直接的に測定する方法の一つです。

体組成

体組成の測定は、体内の筋肉量と脂肪量を分析します。弊社の提供する体組成の測定は、体幹や両手足の筋肉量が測定可能であり、現在の筋肉量がどの程度であるかを正確に知ることができます。

 

導入実績

丸井グループ様の再雇用者様向けイベント

再雇用支援制度を利用されている60歳以上の方向けに実施された、健康チェックとワークショップ型セミナーのイベントで転倒リスクチェックが活用されました。(詳細はこちら

受けた人の声

「健康診断とは違う切り口で自分の身体がわかり大変良かったです。」

「確実に老化しているとは感じていましたが漠然としていました。客観的な数値を目の当たりにして、取り組みを多岐に渡るようにしていきたいと思います。」

「社員向けのこういう取り組みをもっと増やして欲しいです。生きる活力とやる気が出る。そのことが会社にとってもプラスにつながると考えます。」

 

今回ご紹介したさまざまな検査を組み合わせることで、フレイル・サルコペニア・ロコモのリスクに気づき早期に有効な対策を立てられます。
測定だけでなく、チェックを受けた方に有用な健康アドバイスもお求めの方は弊社へご相談ください。

これらの検査機器は、弊社のレンタルサービスでリーズナブルに活用することも可能です。
詳しくは以下のページのメニューをご覧ください。

ケアプロ検査機器レンタル|イベント活用できる格安レンタル 

またフレイル・サルコペニア・ロコモが引き起こすリスクとして、転倒による骨折も大きな健康問題です。骨折を防ぐには骨の健康も大切であるため、骨の強さを示す骨密度もチェックする項目として重要です。

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