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2015.10.18

代表ブログ

組織づくり

20151018
改めて、今年の新入社員の受入について振り返ってみた。
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「4月から大量に新入社員が入ってくる!」
 今年2月頃から、全社をあげて、4月の入社受入に向けた準備をしていた。
4月1日の入社式は、表参道の会場に14名の新顔が参加。
「今日からよろしくお願いします!」という挨拶からはじまり、
緊張と興奮に包まれた一日だった。
 一人ひとりの決意に満ちた自己紹介、
初日から「自分たちのミッションは?」をグループ討議してプレゼンする様子を見て、
それぞれの想いを持って入社して頂いた仲間に感謝すると同時に、
入ってよかったと思ってもらえるようにしなければと、身が引き締まった。
 新入社員にとっては新しい日々がスタートしているが、
ケアプロのような小規模の組織においては既存社員にとっても
これほどの新入社員を受け入れるのは初めてであり、
お互いにとって新しいことである。
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子供の発達課題と同様の課題があると思う。
(1)乳幼児期
・愛着の形成(人に対する基本的信頼感の獲得)
・基本的な生活習慣の形成
(2)学童期
・抽象的な思考への適応や他者の視点に対する理解
・自己肯定感の育成
(3)青年前期
・社会の一員として自立した生活を営む力の育成
・法やきまりの意義の理解や公徳心の自覚
(4)青年中期
・他者の善意や支えへの感謝の気持ちとそれにこたえること
・社会の一員としての自覚を持った行動
 人間の発育と人材育成には共通点は多々ある。
そして、望ましい発達がなされなかった場合には、
その後の発達にも支障が生じる可能性がある。
組織役割分化、教育担当分化などによるつながりの希薄化。
精神的・技術的・社会的な成長で、他と比較し、一喜一憂。
小さな仲間集団の中では濃密な人間関係を持つが、
その外側には無関心(社会や公共に対する意識・関心の低下)など。
豊かな心身の育成にあたっては、発達段階における成長の特徴を踏まえて、
適切な対応を行っていくことが重要である。
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事業部内部で教育担当やメンターが新人対応をしていたが、
人事担当者と私も新入社員の三者面談をした。
1人あたり30分ではあるが、膝詰めで、面と向き合って、思いの丈を話し合った。
入職したばかりの新入社員は大きなストレスを受けやすく、
入社前のイメージとのギャップが大きいことで、ドロップアウトするリスクが高い時期である。
そこで、配属先での歓迎や研修、先輩との振返りに加えて、
人事や社長とも三者面談することで、組織全体として新人のフォローをした。
直属の上司や同期には相談しにくいことを相談してもらったり、
人事や社長から労いの言葉などを伝えたり、
その後に、直属の上司らには新入社員がどのように思っているかを
可能な範囲でフィードバックすることで、継続支援に役立てようとした。
面談の結果は、全体として、ドロップアウトするような社員はおらず安心した。
新人全員の組織貢献意識が高く、自らの期待役割や課題を冷静に把握していた。
また困ったときに相談できる頼れる存在を持つことができていた。
教育担当者として相性なども考えて担当をつけていたが、
その担当者の関係構築に配慮した上で、それ以外の社内の人的リソースを活用して、
自らの悩みを相談していた。なお、仕事のスキルや知識に着目しすぎる社員がいる中で、
今の時点では、社会人としてのマインドや仕事の背景にあるものへの理解が重要であり、
それを身につけることや身に付ける習慣がこの時期に重要であることを伝える必要を感じた。
また、新人ならではの気付きや改善案が出ており、
吸い上げとフィードバック(NGの場合はその理由も)が重要であり、
新陳代謝をして組織を活性化しやすくする取り組みを継続していく必要性を感じた。
ただ、早急に手を打つ課題もあった。
特に、セルフ健康チェックの事業は、駅やスーパー、パチンコ店など様々な現場に散らばって働く、
分散型労働であるため、組織全体のコミュニケーションが希薄になりやすいことだ。
利用者への対応が良かったかの振返りを自ら率先して教育担当者に相談したり、
教育担当者は毎日のように電話でフォローをしたりするようにはしていたが、
それでも定期的な会ってコミュニケーションを取る機会を
増やしていかなければ遠心力が働いて孤立化してしまうリスクが有る。
ケアプロを人間と捉えた時、新人は新しい細胞や臓器、価値観、感情であり、
その新しい所を健康診断またはアセスメントする感覚であった。
既存社員は以前からある細胞、臓器、価値観、感情である。
今後は、既存社員とも三者面談も行い、ケアプロ全身状況の把握と健康維持・増進をしていく。
社員一人ひとりの健康が、組織の健全を作る。
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 さて、今年はベビーブームと同時に古くからいたメンバーの退職(ターミナルケア)もあった。
私自身にとっても家族を失うような、自分でも受け入れたくないような心苦しさがあった。
キュブラロスの死の受容プロセスと同様に、否認や抑うつを経て受容していくことになる。
改めて、自分の弱さを知ったが、同時に、自分一人だけではなく、
同じ苦しみを乗り越えてくれる仲間がいることにも気付かされた。
そして、この痛みを感じながらも、今を生きるしかない。
その痛みは、心の中で生き続ける仲間の証であると信じて。
 ケアプロを創業して、仲間と出会えたことが幸せである。
一人では成し遂げることができない未来に向けて、
困難があっても、みんなと一緒ならば乗り越えることができると信じることができ、
偉大な力が湧いてくる。
大きなことを成し遂げようとすれば、それだけ多くの出会いと別れがあるのだろう。
これからのケアプロロードで、どんな出会いがあるだろうか。