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公開日:2015/03/13

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2015年入社組 伊藤祐子のケース

2015年入社する新卒が数名います。それぞれ、想いと行動力とそれを裏付ける原体験があります。今回は、伊藤祐子のケースをご紹介。
現在、大学4年生の伊藤は、2014年の秋に2週間を使って愛知から東京のケアプロにインターンに来ました。インターン4日目に川添とこれまでのインターンの振り返りや、これからのことを話しましたので、一部ご紹介。
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川添:今日でインターン4日目ですね。ケアプロとの出会いなどを振返りますか?
伊藤:はい。
川添:経営とかに関心をもっていたのは、いつから?
伊藤:えー、子供の頃から「新商品」に関心がありました。中学の時、自分の携帯が欲しくて、毎月ドコモのパンフレットを読み込んでいて。もう、ドコモの携帯見ただけで「D905i!」とか言えちゃうくらい(笑)昔からシャーペンとかの「新商品」が出るとすぐ買ってしまうんです。
川添:それはなぜ?
伊藤:お父さんが携帯とかゲームとか新しいものが出たらすぐ買うので、その影響です。新商品が出てすぐ買っても、後からカラーバリエーションが出始めると欲しくなってしまうのが残念です。DSでシルバーを買っても、後でピンクが出ると、もう持ってるから買えない(笑)。初期採用者の宿命・・・。そして、高校の時に進路選びでオープンキャンパスに行って「新商品」について学ぶなら太田先生だと思って、愛知大学経営学部経営学科流通マーケティングコース入学しました。
川添:大学で「新商品」を買うことについての行動心理などの理論を学んだ?
伊藤:はい。マーケティングの授業で、イノベーター理論というものを学びました。消費者の商品購入に対する態度をもとに、新商品に対する購入の早い順から、5つのタイプに分類できるんです(下図参考)。自分の家族に当てはめると、お父さんはイノベーター(革新者)、私はアーリーアダプター(オピニオンリーダーまたは初期採用者)、お母さんはレイトマジョリティ(フォロワーズまたは後期追随者)だなーって思って学んでました(笑)
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参照:
http://marketingis.jp/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%90%86%E8%AB%96
川添:ある意味、新商品マーケティングのサラブレッド教育を受けてきたんですね。
伊藤:そうかもしれません。
川添:ケアプロとの出会いは?
伊藤:2年生の時のNPO法人G-net(http://www.honki-i.net/)を通してのインターンで、醤油メーカーで、Myブレンド醤油のイベント企画をしていました。そこで、インターンOBOG向けの勉強会で川添さんの講演を聞いたのがきっかけです。忘れもしない大学2年の3月10日@岐阜駅前です。(その時の講演資料はメモが沢山ありますが、まだ大切に持っています!)
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川添:講演を聴いて、ケアプロの新商品的なところは?
伊藤:美容が発達していて外見を気にする人は多い。ということを聞いておねえちゃんが美容師なので、あーそうだな、と思ったんです。でも、内面の健康をサポートするケアプロももっと必要だと思いました。講演最後に川添さんが言っていた、「儲かるか、制度に触れないかではなく、本当に社会に必要か」、というメッセージがものすごく響きました。
川添:お姉さんやお父さんとの関係が影響しているのですね。
伊藤:できるだけ自分の人生に意味合いを出そうとしています。
川添:具体的にケアプロへの参画を考えたのは?
伊藤:まずケアプロでインターンはしたいなぁと思っていたんですが、ゼミも本格的になりそのときはできませんでした。でも、大学3年の8月お盆に東京で川添さんを訪ねてケアプロへの参画意思を伝えました。この時、法改正で「検体測定室(仮)」ができそうなことを聞いて、またまたすごいなーと思ったんです。。
川添:突然訪ねてきたのでびっくりしましたが、うれしかったですよ。
伊藤:就活では、他の会社の面接でも「第一志望はケアプロ」だと言ってました。川添さんから人事担当、事業部担当を紹介してもらって面談して、内定を見据えてインターンをすることになって良かったです。名古屋営業同行や飲み会、経営会議などに参加して、やっと、大学4年の9月1日から正式にインターン開始ですね。
※ちなみに、ケアプロでは基本的にはインターン募集はしていないのですが、自分からアグレッシブにケアプロの門を叩き続けてくる方がいます。
川添:ふつーの就活ではないですね。
伊藤:NPO法人G-netでも少しだけインターンをしていて、学生の就職支援担当でした。ネットで就活をしている周囲の学生を見ていましたが、ネットばかり見ていてどうなんだろう?って。自分はリクナビとかは使いませんでした。「あなたの友達はエントリーをこれだけしている」のようなレースが繰り広げられていることに懐疑的でした。
川添:僕もストレートに行きたいコンサル会社にアポを取りました。
伊藤:そうなんですか!一緒ですね。
川添:ケアプロでインターンしてどうですか?
伊藤:みんな意欲があって、同じ匂いがします。
川添:どんな匂い?いい匂い?
伊藤「本当に社会に必要か」というのに響いて、社会課題を解決したい人たちの集団だと思います。
川添:社会問題解決したい臭?
伊藤:はい(笑)
川添:現場に出て社会問題解決の実感は?
伊藤:駅前の催事に出た時に、お客さんが「えっ、何これ?」って立ち止まって、健診していなかった人も利用してくれるきっかけを作れていると思います。お客様に「新しい!」とか「すごい!」と言ってもらえるのはもちろん、ケアプロのことを友達や先輩に「伸びそうだねとか」「面白いね」と言われるのも嬉しいです。
川添:それは、伊藤さんがケアプロのプレゼンをうまくしているんじゃない?
伊藤:話し慣れましたね・・・(笑)でも一回、お父さんに反対されたんですよ。
川添:なぜ!?
伊藤:東京だから、なんですよ。おねえちゃんと私が東京だと寂しいんですね。それで、お父さんにもプレゼンしたんです。そしたら、「これからの会社なんだなー」ってことで響いてOKでした!
川添:イイお父さんですね(笑)。そういう真面目な話ができるのはいいですね。
伊藤:面白かったです。あまり真面目な話はしない方ですが、分岐点として話せて良かったです。
川添:将来の夢は?
伊藤:名古屋にケアプロを出すことです。できれば3年後。
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川添:名古屋の人の反応はどう予想?
伊藤:名古屋は保守的って言われるんですよね。ビジネスがやりにくいって。でも、定着すればやりやすいと思います。生活習慣として朝食を毎朝食べに行く人とか、コメダコーヒーのリピーターとかは多いんです。ブランド物を持っている人が多いのはそれなんですよね。
川添:ってことは、名古屋人は、マーケティング的には「レイトマジョリティ(フォロワーズまたは後期追随者)」ってこと?
伊藤:そうかもしれません。
川添:インターン4日目で、4日間、いかがでしたか?
伊藤:秋葉原と西新井の現場に行きましたが、秋葉原では初白衣を来ました(笑)友達が秋葉原に「白衣見に行く」って来てくれました。
川添:オリエンテーションはどうでしたか?
伊藤:初回のオリエンテーションが、ものすごくしっかりしていて驚きました。こうしてミッション、ビジョン、バリューをしっかり共有すれば、社員全員の仕事への姿勢がブレないのだと思います。
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川添:実際に現場に行って、マニュアル通り出来ました?
伊藤:マニュアルはとても役立ちます。一字一句その通りにやると堅くなってしまいますので、先輩スタッフの対応を盗みながらやっています。
川添:現場の改善点ってなんだと思いました?
伊藤:検査機器は固定なので、何項目かやるお客様にはその都度動いてもらわないといけないんですよね。なんとかお客様の動きを少なくできないかなって思います。
川添:現場のアルバイトさんが自分のお母さん世代だと思いますが、うまくやれました?
伊藤:「名古屋から来たの?」など、気軽に話してくれるのでしゃべっていて楽しかったです!アルバイトさんは接客が柔軟でうまいなあ、と思います。
川添:西新井の利益はどうだった?
伊藤:売上しか覚えていないです。
川添:利益が重要なので、後で聞いておいてね。どんなビジネスモデルなのか。
伊藤:はい。(日報談:“催事では場所代や、人件費などがかかるのでそちらも考えて利益を知るのが重要だと思いました。本社会議の後、落合さんにこの質問をしたら社内ポータルサイトに、催事場所別の利益管理データベースを教えて頂けました!催事場所によって賃代も固定だったり売り上げの◯%だったりだったのです。)
川添:今日の事業部会議はどうでした?
伊藤:こんなキビキビして時間を守った会議は初めてでした!アジェンダは、既にイントラネットに共有してあり、議事録を作りながら進めるカタチにただただ感動していました。営業案件管理に順位を付けているのに疑問で聴いたところ、意味がありました。
川添:どこの催事場を確保するかなどの営業案件ですね。
伊藤:はい。優先順位を共有することで、チームの価値観を合わせるためだそうです。そうしないと自分の案件を無意識に優先させてしまう恐れがあるからだそうです。
川添:チームとしての価値観。
伊藤:そして鈴木さんが、会議の内容を素早く要約してタイピングしている姿に憧れました!!あと、福岡出張中の上屋敷さんから、わざわざ電話で進捗フォローしていただき感謝でした。
川添:さて、インターンは、あと1週間ちょっとありますが、どのように過ごしますか?
伊藤:ケアプロのお客さんがどういう人がいて、どんなニーズがあって、利用しない人がどんな反応で、ケアプロのお客さんにするためにはどうしたらいいか、考えたいです。
川添:つまり、市場をどのように作っていくのかを顧客属性に応じて考えていきたいのですね。
伊藤:はい。現場を考えるのは本当に楽しいです。看板の設置方法や内容だけでも変わりますので。あとは、催事場を確保するための営業同行も楽しみです。取引先の反応も興味があります。
その後、歓迎会に参加し、プライベートのいろいろな話で盛り上がりましたとさ。
PS
伊藤祐子さんの愛称は「いとゆー」です。
インターンでは、積極果敢に学ばれ、
22メガバイトのPPTで熱くプレゼンしてくれました。
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いとゆーと出会ったのは、2年前の3月10日でしたが、
その時のご縁がこのような形で実を結び、
これから花開いていくことを思うと感慨深いです。
いとゆーのような、これからの日本の将来を担う
貴重な人財が4月には10人以上入ってきます。
受け入れる側としては、採用しただけに終わらず、
教育、評価、処遇のサイクルをしっかり回していき、
ケアプロに来てよかったと思っていただけるよう、
できる限りのことをしていきます。